京都4時間紀行&「ROZA」のモカロール

祇園の街

さて、堀江貴文の逮捕劇でついつい昨日書こうと思っていた
京都のことを書きそびれていました。
日曜日、大阪からの取材帰りでトンボ帰りが忍びなく、
4時間だけ降りた京都の模様をここに書き留めさせてください。
以下、帰ってからつらつら記した京都の思い出。


●1月22日(日)京都 晴れのち曇り


新幹線を降りて梅田に急ぐべく、エスカレーターに乗ってハッとする。
自分より前の人は全員右側に。ああ、大阪に来たなあと実感する瞬間だ。
人が通れるように片側をあける習慣が、東京では左、大阪では右なのだ。
御堂筋線で梅田に降りて、10分だけ余裕があったので阪急の地下へ。
ここの「森半・抹茶グリーンティー」が私、好きで好きで。150円というのも嬉しいなあ。
東京でも売ってるのかな。ここって昔からあるんでしょうかね。



小さい頃兵庫に住んでたとき、母がたまに連れてきて飲ませてくれたような。
なんと27年前のことだから、定かではないのだけれど。
仕事はハードだったけど、楽しくこなせました。それは別にご報告。
さて、翌日。4時間ぐらいフリータイムがあったので、衝動的に京都を散歩。
学生時代の仲良しで京都に帰ったNに急遽連絡、ガイドを頼んだので千人力。
京都駅で再会。東山にある彼女の家の近くから、
「裏道よ」といって「大谷本廟」という親鸞聖人のお墓があるところを抜け、
大変見晴らしのいいところへ。
東京の雪が嘘みたいにスカッと晴れていて、気持ちよかったなあ。
西大文字、っていってたかな、小さな大文字跡も見れて嬉しかった。



それから清水のほうでしょうか、お土産屋さんに見覚えのある坂をくだり、
小さなお店のたくさんある「三年坂」へ。
「ここな、京都の子供の間では怖い噂話があんねん」
彼女は言う。
「この坂でもし転んだら三年で死ぬ、いう言い伝えがあるねん」
そんな……。子供にしたらホントに転んだ場合、すっごいトラウマになるんじゃないか!?
「だからここ通るときはな、必ず誰かがドーンッと押したりすんねん(笑)」
ひえええ私なら大喧嘩なりそう。でもそうやって皆大人になっていくんでしょうねえ……。
「ホントは『産寧坂』っていうから嘘やねん、嘘」
……こうやって田舎者はだまされるのですね。フン。
「でも噂はホントやで。だからあそこでひょうたん売ってるやろ? 
あれは、もし転んでしまっても魂が抜けていかへんように、お守りで買うねん。
飛び出た魂を戻してくれるんやて」
へええ……間抜けなハクオー、ひとつ買って帰ろうかと思いましたが、やめときました。
古物やら民芸品やらいろんなものが細々売っていて、すっかり気分は観光客。
おのぼりさんを楽しみました。しかし何一つ買わないところが我ながらケチですね。
高台寺の脇を通るころから車夫さんの姿がちらほらと。舞妓さんを乗せている車も!
「ちゃうで、あれはお客さん」
へ? 何それ??
「あういう格好させてくれるところあんねんか。それで車つきで
観光案内してくれるセットみたいなのあんねん」
へえええ……公明正大なコスプレ・サイトシーイング。結構はやってるらしく
「たまに見るで」とのコメント。そんなことはさておき、
丸山公園をぬけて八坂さんをとおり、四条へ。
花見小路であの「佳つ乃」さんの店を見つけて、なんとなく拝んでみました。
ありがたやありがたや。JRAがあるのもちょっとびっくり。
その後鴨川沿い、南座前の「東華菜館」で遅い昼ご飯。
Nにお礼でゴチめし。餃子、結構あっさりしていて美味しかった。
祇園を散歩して、Nと別れ京都駅へ。帰りのタクシーの窓から
先日、新宿で行われた京都物産展で食べた「新福菜館」が見える。
http://d.hatena.ne.jp/hakuouatsushi/20060115
「あそこは有名なんですか?」と運転手さんに聞くと、
「味が落ちましたなあ」とひどく渋い顔。えええ。美味しかったよ?
昔はもっと美味かったが、彼いわくどんどん味が落ちていったのだそう。
それから駅まで延々と新福菜館の味の栄枯盛衰を聞かされる。
昔はちなみに今のオススメは「横綱」というところだそうです。
今度京都に行ったら、行ってみよう。


●今日の一食
半蔵門「ROZA」のモカロール
http://www.roza.info/SHOP.htm



ここね、じっくり美味しいんですよ。ホントに。
プリン、シュークリーム、モカロールの3つしか基本的にありません。
あと贈答用のクッキーだけ。でも3時ぐらいまでに殆んどが
売切れてしまいます。そのぐらい、大人気。
昔懐かしい、なんのひねりもなく、正しく本来の作り方を踏襲しているような、
そんなお菓子。でも、だからこそ食べてみると素材の美味しさが
ズーンと舌に響きます。このモカロールは軽い口どけなのに
しっかりしたお味。たまに、無性に食べたくなる、そんなお菓子です。


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