衝動に流されて………

ドラちゃん、このままじゃ永遠に死ねま

ともったいぶったタイトルですが
懐かしのコロコロコミック小学館)。
現在も 発刊され続けている、
少年(結構低年齢層)漫画の人気雑誌だ。
渋谷「まんだらげ」で探し物は違う本だったのに
懐かしさで思わず買ってしまいました。
こういうのもひとつの大人買いかな、と。(なーにが)


昭和54年5月15日発行だそうです。
ハクオー幼稚園年少さんですよあはははは。
ちなみに兵庫県尼崎市武庫之荘というところに住んでました。
幼稚園はみこころ幼稚園。
まだあるかなあ。もうないかもなあ。
月に一度の発売日が待ち遠しくて楽しみで。
「コロコロ読んでるときと、寝てるときは静かでいいわね」と
よく母が言っていたような。
それぐらいコロコロ読んでるときは幸せだった。
分厚いページ(なんとこの号は540P!)が最後の方になるとせつなくてせつなくて。
買った夜にもう次の発売日がもう恋しいというありさま。
ホントに読み終わると悲しくてメソメソしてた気がする。
かつて母・藤枝は
「あの頃あんた『なんで読み終わっちゃうんだろう』って
泣くからどうしようかと思ったわよ」などと述懐。
哲学的……といえなくもないようなワガママだが
そんなアホぬかすリトル・ハクオーを見てさぞかし藤枝は心配であったろう。
今思えばヤワなガキであった。
お母さん安心してください。とても図太くなりましたから。


さっそくページを開いてみれば
おじゃまユーレイくん」(よし川進)という漫画の
新連載のお知らせが。なっつかしいなあ! 好きだったわこの漫画。
予定外のアクシデントで死んじゃった子が幽霊になって
自由に壁を行き来できたり、人にのりうつったりできるという
ギャグ漫画だったのだが、今読み返してみると結構シュール。
自分の死体を見て「あー僕ホントに死んでるよ!」
自分を轢いたトラックの運転手に「くっそう仕返ししてやる」と言って
血だらけの死体にのりうつり「よくも……僕を……殺したなあ……」
(結構立派にタメきかせる。中村屋みたい)などと
脅すも横転、「片足折れてるから歩けないや」とのコメント。
それを見た運転手が驚きのあまり卒倒、電信柱に頭をぶつけて即死するという
サンダンス映画祭・ホラーコンペティション部門でも
なかなか見られないような恐ろしい展開に。
よくこんなので笑ったものです。


応募ハガキの切手代が20円だったり
懸賞の目玉商品がニッコーのラジコンだったり
素人イラストのギャグねたが「ドラえもん脂肪遊戯」という
デブドラが描かれたものだったり(一応説明しとくけどブルース・リー
映画タイトルのもじりね。「死亡遊戯」)
まあ当時の世相がしのばれて面白いなあ。840円でした。


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