2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

1週間の食雑記(改稿あり)

○超個人的な1週間の食記録 月:人形町の「寿司幸」にてちらし寿司のランチ。戦後から続く古いお店だそうで、2代目さんと若旦那がきびきび握ってらした。ご隠居の初代さんがたまに顔を覗かせるのもご愛嬌。ソツなくネタはどれも美味しく、寿司飯の加減もいい…

植木等、難続き新幹線……心辺雑記

こと「桜」に関する想い、感慨の類いはそれこそ千ウン百年の昔から日本人の格好のエッセイテーマだったんだよなあ。それだけに優れた定番フレーズは山のようにあるわけだ。桜について何か書こうとしても、オリジナリティのない陳腐な文句しか浮かばない自分…

アケビの芽が美味と知ってましたか?

昨日は山菜特集の取材で、早春の奥武蔵へ行って来ました。ノビル、水ゼリ、ヨモギ、ワサビ、タラの芽、フキノトウ、ワラビなどなど15種類もの山菜があちらこちらに。モコッと膨らむ芽や伸びる葉の緑の数々……うーん月並みな言葉だけど「萌えいずる」という表…

ハーフの歌舞伎役者

(13日の日記をこちらにゆえあって移動しました) 先日、歌舞伎座に行ったらロビーに「寺島しのぶ&ローラン・グナシア氏」がいた。一瞬、厚かましさ全開でへばりつき「シングリッシュなるものは一体どーいう言語なのか」この眼この耳で調査したい欲求に駆られ…

映画 『クイーン』

しばらくブログをサボっていたら母・フジエが血相を変えた声で(ヘンな表現だがそうとしか言いようのないテンションだった)「心配するじゃないのッ!」といきなり電話してきた。死んでるんじゃないかと思ったらしい。生きてます。何日かさかのぼってメモ日…

一週間の記録

大久保から高田馬場に抜ける道を歩いていたら、袴姿の若い女の子やスーツの男の子がぞろぞろと歩いてくる。みな一様に紙袋を手に提げ、そこには「WASEDA」と記されていた。ああ、卒業式か。歩きタバコなど流行らないというのに、ちょっと得意げなその男の子…

一週間の食雑記

知人から聞いた話。パリにメイドカフェが出来たそうなんですが、それを伝える新聞記事の見出しが「パリは萌えているか」だったそうです。あははーナイスギャグ! しかしこのカフェのオーナーだかなんだか知りませんが、ロマネスク飛石って方みなさんご存知で…

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女の【対決!】映画・第10回『残酷な記念日』(1963年)

私は強い女が好きだ。 妄執の女、自我の強い女、いがみ合う女、闘う女……こういった女たちが実際に自分の身の回りにいたらたまったもんじゃないが、強い女たちが活躍する映画を見るのは、私にとって最高の悦びのひとつである。 たまにブログでも、そんな女た…

「ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌの部屋」

先日まで新宿伊勢丹の1F、ザ・ステージでやっていた「ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌの部屋」、これがまあ……筆舌に尽くし難いファンタジー溢れる展示で、ジャズ・スタンダードのタイトルを借りれば「Words can’t describe」文字では表せないような絢爛…

ソフィスティケーションの権化「ビング・クロスビー」

このところズーッとビング・クロスビーばっかり聴いている。ああ、なんていいんだビング! 多分知らない人多いんだろうなあ。日本での忘れられっぷり、ちょっとひどいんじゃないか。俳優としては『我が道を往く』(1944)でアカデミー主演男優賞を受賞、その…

『こわれゆく世界の中で』

私は、「この人、誰かに似ている!」とひとたび思うと、どーしても突き止めたくなってしまう。 そんな欲求が生まれつきあるのだ。堅持しているといっても過言ではない。 これが「あ、ハナ肇に似てる!」「マギー・ミネンコにそっくり」などと瞬間分かってく…

ある俳優の死 −船越英二さん−

船越英二さんが亡くなられた、享年84歳。映画での船越さんを私なんかが知る由もないが、昔テレビの名画劇場で見た『夜の蝶』での彼が、すごく印象に残っている。京マチ子が銀座のママ、山本富士子が京都のママで火花を散らす、そんな映画だった。

一週間の記録

ひっさしぶりに会う友人達に突然「○○行ったんだって?」「どこそこのレストラン、私も行ってみたかったんだよ!」などと話しかけられると面食らってしまう。何で知ってるの? あなた達千里眼ですか!? と、一瞬驚くが……ああ、ブログ読んでくれてるのですね。…

スリランカ・カレー

スリランカに行ってきたという知人から、レトルトのカレーをお土産に頂いた。私はタイやベトナム料理に目がない。アジアのカレーは国それぞれにちょっと似通い、それぞれにまったく違う味わいがある。どんなところか想像もつかないが、スリランカのカレーと…

三月大歌舞伎・「菊五郎礼賛」

先日ニュースをつけっぱなしにしてたら突然「ブルセラ症が……」という単語が聞こえてきて驚いてしまった。女性下着が大好きな偏執狂のことかと思ったらさにあらず、家畜伝染病の名前なのだとか。ブルースさんが発見したことからこの名がついたようで、人間に…

サトエリに想う「ネオ・美どり」待望論

佐藤江梨子という人には今までまーったく興味はなかったが、「ブログで破局を告白」という一点だけにおいて、にわかに関心を持ってしまった。 ひとこと、なんでそんなことをするのだろう?

9万ヒット御礼☆

朝起きて、さて着替えようかとお気に入りの赤いセーターに手を伸ばしたが、やめた。窓から射す光はいかにも暖かそうで、ニットはなんだか不似合いに思えた。 「ああ、春が来たなあ」と毎年思うたび私は、中学一年生のときに習った「Spring has come」という…

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TVドラマ本 「拝啓、父上様」 

さて今日は最近の仕事の宣伝です。 現在倉本聰脚本、二宮和也主演のドラマ「拝啓、父上様」の本が出来ました。私はこの中の「神楽坂の名店」コーナーを担当してます。伝統の鰻屋、天ぷら屋さんから料亭、甘味どころにお煎餅屋、果てはお濠沿いのオープンカフ…