2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 最近読んだ本から

先日も書いたが、米原万里さんのエッセイが面白くて、面白くて。 銀座の教文館の2階を上がると、すぐ目の前に食に関する文庫本のコーナーがある。ここのセレクトがまさに秀逸。昔から名著と評判の高いものから最近のヒットまで、それこそ素敵な食の本のビュ…

中村紘子デビュー50周年

10月24日の産経ニュースより。9月16日、東京都千代田区の帝国ホテル ■中村紘子デビュー50周年パーティ 「また受験生のような生活です」 「年をとったらピアノを弾かなくて済むかと思っていたんですけど、年をとるほど忙しくなるんです。今も時間さえあればピ…

米原万里さんのエッセイから

最近、米原万里さんのエッセイにハマッている。 2006年に急逝された作家で、元々はロシア語の同時通訳をされていた方だ。『週刊文春』の書評欄でおなじみの方も多いだろう。 昨夜手にとってやめられなかった『旅行者の朝食』(文春文庫・傑作!)の中に、童…

日本郵政の社長はレディ・ブランチである

20日の日本郵政・西川善文社長の辞任会見、ご覧になりましたか? 私はあの会見を見ていて、『欲望という名の電車』の女主人公・ブランチのセリフを思い出していた。「私はいつも、みなさんのご親切によって生きてきましたの」 正確じゃないが、確かこんなセ…

 芸者の喧嘩、というもの〜『幕末太陽傳』

「そういうわけにはいかんだろう」 はい、ごもっともです。 でもねえ、私はいつも女優さんの訃報に接するたび、思ってしまう。その方の、一番の花の盛りの写真を載せるわけにはいかないもんだろうか。 もちろん、素敵に歳を重ねられた方の晩節というのは見事…

ちょっとここでCMです

大田垣晴子『ぐうなび』(小学館)、絶賛発売中! なぜいきなり私が宣伝しているのかというと、出てるから(笑)。しかもけっこういっぱい。この画像の下のほうにも載ってますね。あはは。 飲み友達、画文家の大田垣晴子さんが食べ歩いた東京を中心とする103…

心はハナトコバコ

大阪に行ってきました。 国立文楽劇場で行われた『東西名流舞踊鑑賞会』のお手伝い。「お師匠(し)さん、お久しぶりでおます」 「××はんか、あんた、生きとったんかいな」 「へえ、どうにかこうにかやらせてもろてます。しかし変わられまへんなあ、お綺麗で…

熱妄想日記

いやーーーーー参った! 久々に熱を出して寝込んでいたんだけれども……ははは、ミョーに気弱というか幽体離脱しそうなマインドになっちゃって、自分でも回復して驚く。 昔から滅多に熱は出さないタチだった。なので、熱が出ること自体にに馴れてない。変に動…

 ロメール特集『冬物語』『恋の秋』

冷たい雨の日。台風が来てるんだそうだ。帰ってもらいなさい母さん。 何するものぞと高田馬場・早稲田松竹へ。エリック・ロメールの特集を楽しみにしていたのだ。怠惰に負けるもんかと昼過ぎに到着。もー雨だしロメールだしガラガラかと思いきや、な、なんと…

駆け足メモ・その2

この日は久々に講談社へ。取材と打ち合わせ。池波正太郎記念文庫の指導員、鶴松房治さんにお話をうかがう。資料の整理などをお手伝いされていた頃の思い出話など。 その後キネマ旬報社で帰国された長塚圭史さんの対談に立ちあう。 ○付記 昨日行ったシアター…

 『ガス人間第1号』

ちょっといろんなことがあって日記をつけられないでいた。さかのぼって行動と印象の記録だけつけておきたい。 この日は日比谷・シアタークリエにて『ガス人間第1号』を拝見。 参加メンバーの中では、「中村中」が一番「舞台的存在感」を放っていた。 うん、…

 青葉台マネ子

ご好評いただいてる「マネ子」シリーズですが、目黒区青葉台にて路上のマネ子発見。「青葉台マネ子」と命名。見つけたときは今までの中で一番驚きました。 (シリーズ・マネ子→その1・その2) 路上にマネキン。 新しい考え方です。手前に交通標識があるの…

『沈まぬ太陽』

プレスシートより。 「映画『沈まぬ太陽』は山崎豊子の小説をもとに映画化したフィクションです。登場人物、団体は全て架空のものであり、実在の人物、団体等とは関係がありません」 んなアホな(笑)! いや、そりゃタテマエってのは分かりますよ。でもねえ…

 『アニエスの浜辺』

今回はアニエス・ヴァルダ監督の新作『アニエスの浜辺』を取り上げています。 すっばらしい映画でした。「大好きだー!」と叫びたくなるような映画だった。詳しくは『ゆうゆう』を手に取ってね。 ゆうゆう 2009年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 主婦の友社…