熱妄想日記

我が世代のガキを震え上がらせた一冊

 いやーーーーー参った! 
 久々に熱を出して寝込んでいたんだけれども……ははは、ミョーに気弱というか幽体離脱しそうなマインドになっちゃって、自分でも回復して驚く。

 昔から滅多に熱は出さないタチだった。なので、熱が出ること自体にに馴れてない。変に動揺してしまう。
 気合いでコンビにまで行く。ポカリ2リットルが重い。「えええこんなはずじゃ」気がつくとコンビニ袋持ってるほうに傾いて歩いている「おじいちゃんどこいくの!」私の心の中のヨメが私を叱る。すまんのう郁子さんや。帰って倒れるように寝込む。あ、そうだアイスノン出そう……(立ち上がる)……部屋を2歩ぐらい歩いて静止。しばらくボーっとして「……なにしようと思ったんだっけ……あ、トイレか……」(違う)。
 そんなこんなでようやく横になる。
 クワーーーーーーーーーーッと熱が上がっていくのが分かる。顔が頭が体が「ポッポ・ポッポ」としてくる。あれえおかしいな引退したはずの「鼠先輩」が頭の上をクルクル回っている……ポッポ……(この時点で多分半白目)。


 今回思ったあれこれを、おさらいの意味をこめて書き留めておきたい。



○フト気が抜けたとき、心持が弱ったとき、体調が崩れる。そのシステムとは。

○「やまい」ってのはすごい暇人なのだ。きゃつはずっと「わたし(にもあなたにも)」につきまとっている。みな「元気」という名のバリヤーをいつもは張っているんだけど、それが「はがれないかなー、はがれないかなー」と、「やまい」というヤツは常に24時間不眠不休体制でまとわりついて伺っているのだ。なんという暇人だろうか。

○今回ちょっとしたことで私は落ち込んだ。そのとき「バリヤー」がはがれた。そこにするりと入り込んできた。今回の暇人は「熱」という名前だった。

○こいつは「くすぐり魔」だ。たまに体のあちこちを「サワサワッ」とさすったりして、そのたびに総毛立つようなイヤーな気持ちにさせて楽しんでいるのだ。なんて悪趣味なんだろう。ザカーリをいじめるパタリロみたいだ。分かる人だけ分かってください。

○一番イヤなのは関節だね。特に肩とか肘の骨と骨の間。まるで「歯間ブラシ・柔らかめ」みたいなもので、「スリッ」といらってくる。本当に気持ちが悪くて寒気までする。そのたびに「はうぅッ」「ふええぇ」とか変なうめき声をあげてしまう。客観的にみてみよう。豚コレラにかかって悶死状態の豚みたいな声を出してうめく30半ばの小デブなオッサンが汗まみれになっているのだ。こんな姿だけは発見されたくない。しかし(これ……本当なんだが)「もしもこのまま死んだらせめても発見されやすいようにしておかねば」などと思ってしまい、玄関のチェーンをはずしておいた自分がいる。何やってんだか。

○「熱」というやつは洗剤メーカーから多額の謝礼を貰っていると思う。夜中、私は何度も汗でぬれた服を取り替えては洗濯機に放り込んだ。タオルケットとシーツを考えたら、最低でも洗濯機3回はまわさねばなるまい。変態で賄賂を貰うような人格なんて許せない! 実社会でもたくさんいるか。

○体から「ダラ〜ッ・ダラ〜ッ」と汗がしたたっているのが分かる。ひええ。しかし起き上がる気力がなくて気がつくとまたうつらしている。そして起きるとノドと鼻が格段に乾いてカピカピしている。粘膜から枯れていくのか。ポカリ……。

○人によっては先の「バリヤー」のことを「うしろの百太郎」とか呼んだりする。

○今回はめずらしく「食欲」がまったく起こらなかった。それが怖かった。体が「どうやって闘えばいいの」とSOS信号を出している。しかし私のバディはタフであった。「VC3000のど飴」と「アクエリアス」と「アイスクリーム」、そして「葛根湯」で「熱」は帰っていってくれた。こんなオッサンを何回も汗まみれにして声が出ないほどにノドを痛めつけて体中ザワザワとくすぐり倒してようやく満足して帰るなんてなんちゅうド変態だろうか。

 以上、とりとめのない熱妄想でした。いつにも増してつまらない内容ですみません。



○追記

「病み上がり」こそが大事ですね。遅れを取戻すべくガーッと仕事してたら、口内炎やらなんやら出来てしまった。治ったときにうまく栄養補給しなきゃいけないんだなあ。カルシウムとビタミンB補給。


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