東銀座 インド料理「カイバル」+α

真ん中の穴は串のあと

 焼くでもなく、蒸すでもなく、揚げるでもない熱の通り具合、そこから生まれる旨味! ここのタンドーリ・チキンを食べて、新しい形の鶏の味わいを知りました。石釜の中に入れて熱を加えるタンドール料理、食べてひとこと「おお、おいしいねえ」と言葉が漏れて、相好が崩れる。高温の石がまの中で、体の芯から温められた鶏肉は、ギュ―ッと濃縮された美味しさに溢れ、うーん取る手が止まらない、ダイエット中の人にはおススメしません。 
 この日のは友達の誕生日パーティ、東銀座・カイバルにて。北インド料理「グルガオン」(銀座1丁目)、南インド料理「ダバ・インディア」(京橋)の姉妹店、と書くだけでインド料理好きなら一度は行きたくなるんじゃなかろうか。タンドール料理の専門店で、奥の厨房の窓からは大きな石釜が見える。(本来はこの釜の中に炭をいれて加熱するのだけれど、ここでは炭なのかガスなのかは訊かなかった)
 先にあげたタンドーリ・チキン、これにつけるミントとハーブのチャツネ(奴にショウガ、刺身にワサビのようなものと思ってください)がまた、うまいんだなあ。ピリッとしつつミントの芳香がきいていて、口後爽やか。「ミントと鶏肉?」などと思わずゼヒ多めに付けてみてほしい。その他ラム、シーフード、チーズなどもドンドン焼いてしまう。これまた、うまい。ああ、うまい。油を使っていないから、素材の旨味はキチンと引き出されながら、口も胃ももたれない。チキンのバタークリーム煮が評判だということで頼むと、これまた濃厚なバターの使用感がありながら、ソースは非常に軽く、食べやすい。一緒にいた女の子も同様の感想だったから、大食漢の私以外も口当たりは重くなかったよう。
 店内は天井が高く取られ、オリエンタルな内装が居心地よく、清潔感も大。店長さんだろうか、日本人男性の優しく的確な接客が、食の楽しみをさらに膨らませてくれた。あ、ちなみにこの日は男と女二人ずつ、それぞれ2杯ぐらい生ビール、料理は7〜8品頼んでひとり5000円と、コストパフォーマンスも結構。こちらはワインとインド料理のマリアージュに力を入れているようだが、美味しいもの好きならば、最初は大勢で来ていろんなメニューを試してみるのがいいんじゃなかろうか。それほどに「これなんだ?」と試してみたくなるメニューが多いから。
 
左はラムを焼いたもの、右はシシカバブ。みんな「あったかいうちに食べなきゃ、うま時期を逃してはならん」とフォークを差し出し、アッという間に皿からなくなる。


カイバル:東京都中央区銀座1-14-6銀座一丁目ビル1F
03-5159-7610
まったくなんのインフォメーションもありませんが、一応公式HPはこちら
http://www.dhabaindia.com/khyber/


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○今日は何の日
今日も涼しい。昨日も書いたが、足早に夏が去っていく。そして足早に朝青龍も帰っていく。いきなりモンゴルでドルジにまかれる高砂親方。やっぱりこれは壮大なるドルジと親方のSMプレイとしか思えない。なんだか空港では横綱にひどいイヤミを言っていた記者がいたよう。これについては明日。ゴルフ賭博などもろもろ疑惑の雑貨店のような横峰パパのインタビューが流れる。不満・やりどころのない怒り・言葉にならぬ呪詛が、コメントを読み上げる顔からあふれ出し、まるで沸騰してもずっと放っておかれているヤカンのようだ。あの顔見ただけで手慣れたデカなら「クロ……だな」と言ってくれそう。やっぱりここはひとつ「露口茂」さんにボソッと囁いて頂きたい。その瞬間「裏を取ってきます」とお天気なんか調べてないで「石原良純」に走り出してほしい。さくらパパ、良純には御用心。