2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

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「食楽」3月号発売中!

ただいま発売中の「食楽」3月号(徳間書店)で書かせてもらってます。特集は「珠玉のあったかい蕎麦」。もり・ざるの陰になってしまいがちな、温蕎麦の魅力に焦点をあてた企画。私は千住大橋の「千寿 竹やぶ」、神楽坂の「蕎楽亭」、牛込神楽坂の「生粉打ち…

跳ねる鯨の如く―相撲千秋楽―

「スッテーン!」あの巨体がふわりひるがえって、土にまみれる。「よぉおおぉしッ!」思わず声出しちゃいました、いやぁーブラボーな一番でしたね白鵬×朝青龍の優勝決定戦! 185センチ・147キロの朝青龍が、くるり宙に浮いた上手投げ。土俵にたたきつけられ…

「名曲伝説・ちあきなおみ第2弾」(テレビ東京系)

この歌手の凄さは、テレビとまったく「勝負」してないところだ。昨日のテレビ東京系「たけしの誰でもピカソ」を観て、そう思った。感じ入った。 「紅とんぼ」(あかとんぼ)という曲があるのだけれど、これ全編芝居仕立て。今日で店をたたむバーのママが主人…

シュウ・ウエムラさん逝く

シュウ・ウエムラさん、亡くなられていたんですね。全然知らなかった。本名・植村秀さん、享年79歳。私は彼の人生にけっこうな興味を持っていた。単身ハリウッドに乗り込んだのが1950年代後半。シャーリー・マクレーンが芸者に扮したという『青い目の蝶々さ…

高橋祐也発言からコムズカシイことを考えた雪の日・2

全部想像です。 蝶よ花よと育てられ、まわりも特別扱いをしてくれることも多い。ほしいものは結構な頻度で手に入る。お金のことを心配したことはない。で、いきなりある年になって。 「あなたも子供じゃないんだから、自分で稼ぎなさい」「自分のことは自分…

高橋祐也発言からコムズカシイことを考えた雪の日・1

「仕事がどんどん少なくなってきて、そのプレッシャーからだと思います」 (高橋祐也被告、ドラッグ使用の理由を裁判官に訊かれての発言) 最初に書いておくが、イヤミではない。 この発言を聞いた瞬間に、自分でも不思議なんだけど 「うーん……繊細な子なん…

追悼:ヒース・レジャー、片岡球子

なんだって! なんだって? なんだって……どうしてだ。どうして。俳優のヒース・レジャーが死んでしまった。死んだのだ。冗談じゃなく。もう、いないのだ。 大ファンだった、というと嘘になる。でも、映画『ブロークバック・マウンテン』の彼は本当に素晴らし…

赤子の口にテープ――「情操」ということ

どうして。つまるところ、こんな言葉しか出てこない。大阪・守口市の事件、あまりにもむご過ぎて、ショックこの上ない。 シンプルな事件といえば、事件だ。泥棒が入って、家にいたお母さんと子供を縛り、粘着テープを口に貼って、逃げた。奪ったものは、5万…

よくきく「ラブレ」と安彦麻理絵さんのこと

「増えてます」 吉永小百合さんの静かな言い切りにノセられて、私も最近飲んでます、ラブレ。いやー……こっからいきなり尾篭(びろう)な話です。食事中の方は要注意。 出るんだな、これが。何が。いやアレですアレしかない。夜飲んで寝ると、朝違うんですね…

CD Journal (ジャーナル) 2008年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 音楽出版社発売日: 2008/01/19メディア: 雑誌この商品を含むブログ (2件) を見る

「CDジャーナル」発売中!

今日発売の「CDジャーナル2月号」(音楽出版社)で「2007年私のベスト5・映像編」に参加してます。よかったら読んでみてください。表紙はサイモン・ラトル。すっかりベテランになったなあ。大昔、アルゲリッチと来日したときに聴いたのも懐かしい。調べてみ…

現代のリスト・西本智実ふたたび

「ぎゃああぁあぁぁあ〜ッ! カァッコいいいぃいぃぃ〜ッ!!」 私には、聞こえた。 今日の1時半頃、日本中のおばさんがウン十年使っていない子宮の底から絞り上げたであろう、その嬌声をッ! ご覧になりましたか今日の「徹子の部屋」、指揮者の西本智実さんが…

この頃の記録

15日 銀座コリドー街にて取材。寒い。 そこのホール店員さんに 「ライターってどうやったらなれるんですか」 といきなり聞かれて笑う。 「興味あるんですか」 「はい」 「おいくつですか」 「23です」 なんにでもなれますよまだまだ。 近いので新橋でちょろ…

サラ・ヴォーンの「over the rainbow」

ジャズ・ヴォーカルが好きだ。中学2年生の頃、テレビのコマーシャルからエラ・フィッツジェラルドの「Someone to watch over me」が流れてきた瞬間、あまりに美しい声とフレージングに驚いて、一発で参ってしまった。それからセッセコセッセコ、お小遣いがた…

すれ違う人々・その3

以前、コラムニストのペリー荻野さんが「小川眞由美」(旧・真由美)を見かけたときのことを、何かの雑誌に書いていらした。「彼女は全身真ッ黄色で、さながらビッグバードのようであった」こんな感じだったろうか。さもありなん、と思う。私が小川眞由美と…

すれ違う人々・その2

渋谷センター街は、私にとってひとつの「魔境」である。といっても、「ガングロという名で呼ばれているが、どうみてもドラゴンクエストⅡに出てくるバーサーカーにしか見えない女がまだ生息している」からとか、そーいう分かりやすい理由ではない。私にとって…