2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「阿修羅のごとく」(1979)+イエロー閉店

梅雨ごもり、なんて造語をつぶやいてはビデオを借りてきてみている。雨だと本当にどこも行く気がしない。向田邦子の「阿修羅のごとく」、4巻完結だが、面白くて一気に観てしまった。 このドラマ、もうテレビ界の名作として賞賛され尽くしているので、内容に…

THAT OLD FEELING

不思議な気分。イージーな言い方だけど、心にぽっかり穴が開いたよう。 「沈まぬ太陽」を読んでいるあいだ、私は久しぶりに「熱中」という言葉を思い出した。熱中……よく出来た言葉だなあ。熱に浮かされてるんですね。続きが読みたくて仕方なかった、おととい…

沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)作者: 山崎豊子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/12/26メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 77回この商品を含むブログ (154件) を見る

「沈まぬ太陽 御巣鷹山編」

後悔している。 昨日私は、この作品のことを盲目的に「面白い!」「やめられない!」と単純に書き綴ってしまった。が、3巻目の「御巣鷹山編」を読み終えて、軽率だったなぁ……とひしひし感じている。 いうまでもなく、1985年に起こった「日航機墜落事故」につ…

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)作者: 山崎豊子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/11/28メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 181回この商品を含むブログ (223件) を見る

指をはさむ夜

豊子も、困る。かたときも彼女は放してくれない。佐和子にも苦しめられたが、豊子は、もっとひどい。このところ、寝不足な毎日が続いている。 などとワザとらしく書いてますが……ハマってるんです山崎豊子。有吉佐和子の『悪女について』を一夜読みしたばかり…

「とーきょーだなぁ……」

テレビ局に勤める知人Tと話していたときのこと。 「こないだね、うちでホームパーティしたときさ、メイクの友達が『急だけど、ひとり連れて行ってもいい?』っていうからOKしたら、誰がきたと思う?」 玄関を開ければそこに「浜崎あゆみ」がいたんだそうだ…

プロポーズ

エレベーターの中で、プロポーズしている二人連れと一緒になりました。 私と、カップルだけが、あの狭い空間の中に。この気恥ずかしさ、伝わりますか。 まるでドラマの一場面ようでした。こんな感じ。

おとなの週末 2008年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/13メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見るCD Journal (ジャーナル) 2008年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: 音楽出版社発売日: 2008/06/20メディア: 雑誌 クリック: 6回…

「CDジャーナル」&「おとなの週末」

ご報告。ただいま発売中の「CDジャーナル」(音楽出版社)と「おとなの週末」(講談社)で書かせていただきました。 「CDジャーナル」は14回目、「ヒロポン映画劇場」にてパニック・ムービーを取り上げました。昭和50年代前半にやたら流行ったんですね、いま…

「RURIKO」

物語が人生に負けている。物語が介在する余地がないほどに、浅丘ルリ子自身の人生、その事実関係だけで「もって」しまう。林真理子が想像し、創作した部分が……ああ、ミもフタもない言い方だが、余計に思えてしまった。 と、いうのもこの本、完全に実名で書か…

脇役が光るコクーン歌舞伎

コクーン歌舞伎、拝見してまいりました。ロビーに入れば、「こしらえ」を終えた役者があちこちに。夏祭に訪れた昔の人々、という設定でセリフを交し合っている。そうしているうちに、段々と芝居がはじまってゆく……という演出。「いらっしゃいませ」「お久し…

ここ最近の備忘録・ちょっとユーウツ

写真がないんでしょうね、あれ以外。 でも……でもなあ。いちいちテレビで見るたび「ムカッ!」としてしまう。口汚いけれど、「ざけんな」という 言葉がふと浮かぶ。次の瞬間、そんな子供じみた自分が嫌になる。ああ、精神デフレ・スパイラル! 何をいちびって…

ひとりのフィギュアコーチ

先日、京都取材旅行の際に発見した看板。見つけた瞬間、「そりゃまずいだろう」と笑ってしまった。 「あそこのスクール、シューズをはいた途端に踊りだして、死ぬまで脱げなかった子がいるんだって!」 そんな都市伝説とか生まれそう。 アンデルセンの童話「…

水野晴郎「日本のスター」+「篤姫」

最後にすれ違ったのは、何の試写会だったろう。六本木で、2年前ぐらいだったかな。そのときでも随分動きがゆっくりでいらした。『シベリア超特急』のTシャツを着てらした。水野晴郎さん10日に死去、76歳。夕日に輝く海、ムーディなトランペットの音色が印象…

「サウスポイント」そして「悪女について」

なんとも、不思議な小説。すごく「ゆるい」のに、すごく吸引力がある。それは胸倉をつかまれるような、「ああ、面白くて読むのをやめられない!」的吸引力じゃない。うーーーーん……うまく説明できないけれど、小さい頃、絵本を読んでもらっていたときのよう…

コクーン歌舞伎「夏祭浪花鑑」

現在公演中のコクーン歌舞伎、「夏祭浪花鑑」のプログラムに携わりました。中村橋之助、中村勘太郎の両氏にインタビューさせて頂いてます。 もちろん団七九郎兵衛を相勤めるは中村勘三郎ですが、今回の話題は徳兵衛女房・お辰を初役で勘太郎、そして中村七之…

闘志いつまでも〜ブリジット・バルドーさん

過去11年で、有罪5回。これだけ読むと「フダつきのワル」そんな言葉が思い浮かびます。元世界のセックス・シンボルにして、「動物愛護界のワルボロ」ことブリジット・バルドーさん、なんと5度目の有罪判決をくらわれました。前科5犯です。履歴書の「賞罰欄」…