ひとりのフィギュアコーチ

意味深いスクールだ……

 先日、京都取材旅行の際に発見した看板。見つけた瞬間、「そりゃまずいだろう」と笑ってしまった。
「あそこのスクール、シューズをはいた途端に踊りだして、死ぬまで脱げなかった子がいるんだって!」 そんな都市伝説とか生まれそう。
 アンデルセンの童話「赤い靴」の少女は、欲望のまま生きた結果、両足を失う羽目になってしまう。履いてはいけなかった靴。開けてはいけなかったパンドラの箱。世の中には多々、封印しておかなければならないものがある。ひとりの中年男が、そんなタブーに触れてしまった。
■ ■ ■ ■ ■ ■
 少女暴行……やめた、きれいごとの言葉ではなく、リアルにいこう。子供が好きで、実際にセックスしたいと思う人。無理やりでも、自分の性衝動を貫ぬいちゃう人、「普通に」いるんですね。そういう現実を、目の当たりにした気分。ひょっとして、「子供には全然性的な興味はない」という人の数って、大多数じゃないのかもしれない。
 オーバーに聞こえるかもしれない。でも、「理性でそれを抑えられる人」もしくは「幼女・少女じゃなくてもいい人」(少女でもいいけど、大人でもOKなので、そっちで満足なので手を出さない)という人々を含めたら、けっこうなパーセンテージじゃないのだろうか。冗談抜きで、そう思う。実際、少女売春、人身売買なんて日本でも50年も前までは「商売」として成り立っていたのだもの。最近この手のニュース、本当に多い。名古屋市中区、フィギュアスケートのコーチによる教え子・女子中学生(13歳)暴行事件、酒井康資容疑者のニュースを聞いていて、そんなあれこれを考えた。
 断言してもいいが、この男は「あいつは俺が女にしてやったんだ」的な悦びと快感に酔っていたと思う。こーいう幻想にとらわれている男は、結構多いものだ。そしてさらには「途中からは向こうだってまんざらじゃ」ぐらいの卑劣なる思い込みがあったはず。罪の意識のかけらもない「酔っていて覚えてない」「妻と間違えた」などというノホホーンとしたコメント、そういう気持ちがなければ出てくるはずない。ああ、書きたくもないが「俺のテクニックにかかりゃ必ず……」という下劣な錯覚もあったと思う。この手の勘違いに陥っている中年権力者にありがちな、唾棄すべき愚鈍さ溢れる事件だった。


○行状記
 ラーメン屋さんを3軒取材。午前中から渋谷、吉祥寺、湯島とまわる。カメラマンのマキタさん、車に乗せていただいてありがとうございました。日差しの強い夏日でしたー。梅雨の中休みが結構続いている。

 随分と気の早いコスモス。上野にて。


○お知らせ
ブログランキングに登録。 どうか1日1クリック↓を。
http://blog.with2.net/link.php?198815
ご意見などはこちら→hakuoatsushi@yahoo.co.jp