2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

朝青龍で思い出した須藤甚一郎

さて、昨日の「今日は何の日」でチョロッと触れた朝青龍に関してのこと。 私が実際にテレビで聞いたわけじゃないんだが、空港でドルジを追いかける記者の一人が「横綱、モンゴルではリハビリとして何かスポーツはされるんですか?」というコメントを浴びせか…

東銀座 インド料理「カイバル」+α

焼くでもなく、蒸すでもなく、揚げるでもない熱の通り具合、そこから生まれる旨味! ここのタンドーリ・チキンを食べて、新しい形の鶏の味わいを知りました。石釜の中に入れて熱を加えるタンドール料理、食べてひとこと「おお、おいしいねえ」と言葉が漏れて…

日本名イントロ考

ほんとうにくだらないことを、真剣に角つき合わせて話すのが好きだ。 この手の遊びに興じられる人も中々いないが、先日久々に立派な大人のバカ3人で、そんなことを語りつくした。満足であった。 その日の議題は 「どんなテンション低いときでも、一旦掛かり…

「兄いもうと」 鳥越碧:著

明治という時代に、2度の離縁をした女。嫁いだ女の自我など許されるどころか、自己主張さえも認められなかった時代に、その女は何を考え、貫いたのか。彼女の名は、律(りつ)。その兄は正岡子規。彼の句や業績を知らない人でも、教科書に載っていたその名前…

小池百合子の「腹の割り方」

「女の政治家がしたたかなのは当たり前でしょう。したたかじゃない永田町にいる女なんて、去ったほうがいいわ」 小池百合子番という某雑誌記者が先日テレビで「彼女は私にこういった」と、語っていたコメントです。メモしたわけじゃないから一字一句正確では…

雑記アソート

「詩を作るより田を作れ」 ことわざ辞典をパラパラめくっていたら、こんなフレーズが出てきました。意味は「田舎育ちの若者がわずかばかりの文才に自慢の心を起こし、一生をあやまるものがあるのを戒めたもの」(教学出版社「ことわざ辞典」より)だそうです…

古典を「勉強」する人に思う

※いきなり逃げから書き出しますが、今日は(いつにもまして)つまらないことをタラタラ書いちゃいます。いつものバカ日記がお好きな方はどうぞ読まないでください。 先日、とある芸者さんに関する本を読んでいたときのこと。芸者遊びをするときには、こーし…

ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の新作『ショート・バス』

本当にこの人は、「こんがらがっちゃってる人」が「ほどけていくさま」を描くのがうまいなあ。彼がいつも主役にすえるのは、心に傷をうけている人々、自分の欲求を小記事に表現できないでいる人たち。そういった人々の描き方の迷いのなさ、ピュアな視点は天…

ハレルヤ! 24時間テレビ

「24時間テレビ」は一年に一度、いつも私に「愛、というものを直球に語れる人、そしてその語りっぷりをストレートに受け止められる人」が世の中にはいーーーーーーーーーーーーーーーーっぱい居るのだということを再認識させてくれる貴重な番組だ。うん、日…

CD Journal (ジャーナル) 2007年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 音楽出版社発売日: 2007/08/20メディア: 雑誌 クリック: 10回この商品を含むブログ (5件) を見る

「ヒロポン映画劇場」第9回

現在発売中の「CDジャーナル」9月号(音楽出版社)にて、映画コラム「ヒロポン映画劇場」が掲載されています。今回は懐かしの角川映画『Wの悲劇』を取り上げました。この映画を知らない人でも、「私、お爺さまを殺してしまった!」というフレーズは一度ぐら…

雑記アソート ―大映映画3本―

【日曜日は、基本的に自分のためにゆるーく週間記録】 1:今日の「サザエさん」で軽く驚いた。マスオがいきなり「えー、あそこの奥さん本当に離婚するつもりなのかい?」「そうらしいのよお」と返すサザエ。へぇーえ、最近の「サザエさん」では「離婚」とい…

若尾文子の選挙語録にみる「ザッツ・女優」

なんだかもう旧聞に属してしまいそうな勢いですが、参議院選挙に立候補された若尾文子について。 彼女の言動の数々に私はヒジョーに注目していた。(参照:3日のマイブログ)どんなことがあっても泰然と自らを崩さない女優・若尾文子。そのたたずまいと発言…

私の百人一首 (新潮文庫)作者: 白洲正子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/12/22メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (30件) を見る

「私の百人一首」白洲正子:著

「別にいーじゃん」と思いつつも、私は「百人一首を諳んじられない」ということが結構なコンプレックスだった。古典文学や芸能を愛する人々にとっては「常識の最低ライン」、ってな感じだし、別に古典というくくりにせずとも、近代の小説家たちにとっても「…

東京ミッドタウン

六本木の東京ミッドタウン、そこの33階には映画の試写室があります。マイケル・ムーアの新作「シッコ」を見てきました。が、今日はその話じゃありません。見晴らしがいいんですよー、ここ。ガラス張りになってて、いつも行くたびに空の近さ、パノラマな東京…

映画 『めがね』―虚心というこころ―

なんとも、「無駄」の多い映画だ。しかしそれは、でっぷりと肥えた体にこびりつく脂のような「無駄」とは違う。例えるなら、女の人の着物の「お端折り」のようなもの。なくてもいいはずなのに、どうしてもなくてはならないような、不思議な、大事な、「無駄…

おとなの週末 2007年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/08/11メディア: 雑誌 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る