ハレルヤ! 24時間テレビ

フォーエヴァー

24時間テレビ」は一年に一度、いつも私に「愛、というものを直球に語れる人、そしてその語りっぷりをストレートに受け止められる人」が世の中にはいーーーーーーーーーーーーーーーーっぱい居るのだということを再認識させてくれる貴重な番組だ。うん、日本もまだまだ捨てたモンじゃないね! 愛の募金が三億円以上も! 大貫久男さんがひとりで募金してたらどうしよう! ってアホか。 
 いやー視聴率は平均で18.6%、最高瞬間で43.9%、募金総額は3億6300万以上。素晴らしい……そう、この番組は本当にいろいろなことを教えてくれる。私はミクシィというSNSをやってるんだけど、その中に「新着日記」という欄があって、全国700万を超える参加者の日記の「書き出し」が見られるわけです。え? よく分からない? うーん……じゃあ全国の大量のブログの書き出しがザッと検索できるみたいなイメージでお考え下さい。
 話は変わるようだが、まずこの世には「24時間テレビで感動できる人、できない人」その2種類がいると思う。私は、後者だ。シンプルな理由として、感動ってのは「させる」「させてもらう」もんではなく、「見る側に任せる」「する」ものだと思うから。この説明で一瞬で分かる人・分からない人にまた世間は二分されると思うが、それはおいとく。24時間テレビの放映中、私はフト「ひょっとして今って……『感動をありがとうございました』なブログ、感想が世の中でダダ漏れなんじゃないか?」と思い、早速先のシステムでちょっとチェックしてみた。すると……「元気貰ったなぁ〜(T0T)」「涙とまんなぃんだけど」「勇気をもらっちゃいましたぁ」「マジやばい」(←これ万能語ね)みたいな賛美の嵐。ああ…………やっぱりね! うん、今後もし日本が戦争に携わることになったら、大本営放送は日本テレビ任せるがいい。うまくアジるなあ、のせるなあ、そしてジャパニ染まりやすいなあ! おっどろいちゃう。
 24時間テレビって「さおだけ屋」ですね。「感動〜エ〜感動、感動はいらンかねェ〜」と大声で往来を練り歩き、そしていつまでも潰れない……いい商売だ。そう、24時間テレビで感動できる人というのは、この番組を「商売」と思わない強力な心のブロックを持っている。ちなみに、そのブロックのない「スレた」人を感動させるなら……うん、日テレがスポンサーを一切つけず、24時間やり切り通したときに心から大粒の涙をこぼすでしょう、VIVA 日テレ!
 昔、「青春という名のラーメン」というカップヌードルがあったのだけれど、私は24時間テレビを見てたら(ちゃんと見てないんだけどさ)「感動という名の回転寿司」というフレーズが浮かんできてしかたがなかった。「あ、この闘病再現ドラマは一番安い青の皿ね」「仮想大賞は一番高い金の皿なんだけど、誰も取らずに回りすぎちゃってスッキリ渇いてる感じ」とかなんとか。はい、キチンと見てないヤツに何も言う資格はありません。
 うん……もったいないなあ。何がって、やっぱり日本って純粋で、助け合いの精神に富んだ人が基本的に多いのだ、と私も分かったんです。そう、募金したくてもなかなか一歩踏み出せない、スタジオまで届けたくても、思うように時間が取れず行動できない人って、いーーっぱい日本にいらっしゃるんじゃないだろうか!? そうだなあ……うん、気持ちはあっても、なかなか時間が割けない忙しいビジネスマンで「俺もチャリティに行かなきゃ、でも仕事がなあ……」と懊悩してらっしゃる方がいっぱいいるはず。そう、会社で一番えらい社長さんなんかにそういう人は多そう! たとえば食肉業界の雄「ミートホープ」とか、菓子産業の北のエース「白い恋人」、そして名門「グッドウィル・グループ」の社長さんなんかにあたってみるのはどうでしょう。あ、そうだ。日本を支えるエリートも時間がなさそう。ためしに社会保険庁にボランティアの募金スタッフ百人ぐらい派遣しては? この社選にはなんの意図もないですけどね。日テレさん、来年の募金チーフ私に任せてみませんか。今年の倍にする自信ありますよ。


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