「CDジャーナル」&「おとなの週末」

こういうロゴデザイン、新鮮

 ご報告。ただいま発売中の「CDジャーナル」(音楽出版社)と「おとなの週末」(講談社)で書かせていただきました。
 「CDジャーナル」は14回目、「ヒロポン映画劇場」にてパニック・ムービーを取り上げました。昭和50年代前半にやたら流行ったんですね、いま30代の人なら『タワーリング・インフェルノ』だの『ポセイドン・アドベンチャー』『エアポート’75』といった一連の作品、一度ならず観てるんじゃないでしょうか。
 『おと週』(こう略すんだそうです)は下町特集、私は鰻パートの4ページを担当させていただきました。14店の食べ比べ、ぜひ読んでみてください。


○ビデオメモ
『氷点』(66年 大映 監督:山本薩夫

 どうでもいいけど、パッと「ビデオメモ」って書いちゃう自分がヤですね。DVDで観てるのに。その昔、つい「レコード屋」と言ってしまう大人を小バカにしてたのに。因果は廻る。
 最近見かけないが、昔よく街角にキリスト教の「一言文句」みたいな看板があった。「死後、裁かれる」「悔い改めよ」「神は見ている」みたいな。そんなフレーズが10分に一度思い出されるような映画。三浦綾子による「人間が神性をつかむには」「人の悪性と善性とは」という実験と問いが濃すぎて、映画ドラマとして楽しめない。
 しかしこの時期の若尾文子は、凄い。情念のトーンが違う。そこだけ何か禍々しいものが渦巻いているようで、ブラックホールのようだ。安田道代、現・大楠道代がベスト・キャスティング。


○お知らせ
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