高橋祐也発言からコムズカシイことを考えた雪の日・1

やはりどことなく似てる

「仕事がどんどん少なくなってきて、そのプレッシャーからだと思います」
高橋祐也被告、ドラッグ使用の理由を裁判官に訊かれての発言)


 最初に書いておくが、イヤミではない。
 この発言を聞いた瞬間に、自分でも不思議なんだけど
「うーん……繊細な子なんだなあ……」
 と思っちゃって、驚く。そして、「気の毒だな」という思いが続いて、さらに驚く。
 うーん……それは誤解を恐れずにいうと、「憐憫の情」ってやつなんでしょうが。「なんだよその上から目線」と思われる方もあるでしょうけど……でも、でもなあ、ものすごく「孤独感」に溢れた言葉だと思う。
 寒々しく、寂寥感のある、悲しい言葉だ。


 と、こっからいきなりくだけますが……仕事が少ない、という焦燥感とか恐怖感、私、分かるなんてもんじゃないもの(笑)。真っ白な手帳をみるたび、ざわわ。
「ハクオー飲み行こうよ、いつヒマ?」というメールが来るたび、ざわわ、ざわわ。
「年末進行、大変だった?」なんて聞かれるたびに、ざわわ、ざわわ、ざわわ。
 風が通り抜けるだけ……と、フザけちゃいけない。


 でもね、人間って誰しも、心がネガティブ一直線に傾斜しないための「ブロック」を持ってるもんでしょう。友人とバカ飲みして憂さ晴らしたり、素敵な映画を観てコーフン感激したり。そのアップダウンでバランスとって、「まあ、なんとかなるさー」と「おおらか」にもってくもんじゃないか?  
 そのへんのおおらかさ、おおらかになれる気持ちをもてなかった彼。仕事が少なくて覚醒剤、という極端な発想の飛躍が、逆説的にいうと、そこまで極端に走らざるを得ないほど、なんの「ブロック」も彼の心にはなかったのかな、と感じてしまった。
(明日に続く)


○今日は何の日
東京、朝から雪が舞う。午後イチで早乙女太一にインタビュー、赤坂TBSにて。13階の大きな窓から見る雪、それはそれは美しかった。


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