アケビの芽が美味と知ってましたか?

土手に死ぬほどはえてた

 昨日は山菜特集の取材で、早春の奥武蔵へ行って来ました。ノビル、水ゼリ、ヨモギ、ワサビ、タラの芽、フキノトウ、ワラビなどなど15種類もの山菜があちらこちらに。モコッと膨らむ芽や伸びる葉の緑の数々……うーん月並みな言葉だけど「萌えいずる」という表現がまさにピッタリ。山は寒いかな、と思いちょっと厚着をしていったけど大失敗。陽光は絶え間なく降り注ぎ、暖かすぎるぐらいでした。
 アケビの芽やらニワドコ、カンゾウといった山菜が美味しいというのも初めて知ったなあ。スカンポなんて子供の頃よくかじった懐かしいものもあってしばし郷愁。あ、ビックリしたのだけれど、山の小川の畦なんかにはよく「クレソン」が自生しているだそうです。完全に海外のものと思っていたけれど、明治ぐらいから日本に来て広がったようですね。スーパーで売ってるのとは比較にならない濃い、旨味のある苦さ。都会の味になまってた舌がパシッと起こされるかのよう。
 入間から越生にかけての山あいを歩いたのだけど、あのへんってゆずや梅が有名なのですね。ゆずみそにノビルを漬けて食べたり、直売所では梅干はもとより、梅酢や特製梅ジュースが売っていたり。誰が作ったのか、いかにも手造りな感じの簡単な包みにくるまれたお饅頭やべッタラ漬け、それらを太陽のもと頂くおいしさ、手づかみでつまむ散策途中のうまさ。ああ、久しぶりの感覚だなあ! 近くの小川にはカジカの卵が今まさに孵らんとしていたり、モンシロチョウやモンキチョウがすでにヒラヒラ飛んでいたり。車で1時間半ぐらいで、結構なものものに出会えました。
 菜の花、桃、雪柳。山の桜はまだだけれど、花も目に美しい素敵な取材だったな。とある料理屋のご主人がナビで紹介する山菜料理特集、4月下旬売りの記事です。また近くなったらご紹介しますね。と、今日は最後までいい人なブログでした。


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