一週間の記録

コーラ一気の渡辺正行のよう

 ひっさしぶりに会う友人達に突然「○○行ったんだって?」「どこそこのレストラン、私も行ってみたかったんだよ!」などと話しかけられると面食らってしまう。何で知ってるの? あなた達千里眼ですか!?  と、一瞬驚くが……ああ、ブログ読んでくれてるのですね。なるほど、こちらの近況やらを話さいでも会話が成立して、便利というか何というか。一瞬不思議な感慨におそわれる。いや、読んでくれてて嬉しいんだよ! ありがとう皆様。
 さて日曜は自分のために一週間の記録。コレ読んでる人結構多くでビックリ。


●写真:いや……何の意味もないんですがいい表情だったからつい……。そんなカフェイン取らないほうが……。

○今週の記録
なんだろう……鈴木ヒロミツさんが亡くなって、開花宣言が「入力ミス」という前代未聞のおマヌケな理由で訂正され、某政治家が大女優も真っ青の高級水を飲んでると話題になった一週間でした。


月:久しぶりにプール再開。結構泳ぎって忘れないもんだ。区民プールの購買部みたいなところでスイミングキャップとゴーグルを買おうと思い、物色していたそのとき。そこのおじいちゃんがヨタヨタしながら近づいてくる。
「なにおー、探している、のー、かい」
(内心「やべえ……」とか思いつつ)
「あ、キャップを……」
「ああ、ああ、キャップねえ。あ、あなたはねえ」
「はぁ……」
「あーたーまーが大きいからねえ、これがいいよぉ、これがぁ」
それはそれは大きな声でした。これが中年のまだ判断力やサービスというものに目を向けられる年齢なら、生まれてきたことを後悔させてやるつもりですが、相手は晩年の松村達雄みたいな一級品のおじいちゃんです。そしてたたみかけるように
「ゴーグルも、ねえ」
「ああもうっ、わかってますわかってます私の頭のデカさは、だからもう許しておじいちゃん!」
許してくれませんでした。お見立ての通りとってもゴーグルもキャップもフィット、元英國屋かなんかに勤めてたのかなおじいちゃん……。「陵辱」という言葉を久々に思い出した午後。
<参考資料>
 松村達雄


火:プールへ。その後『クイーン』試写、京橋にて。この作品でアカデミー主演女優賞を取ったヘレン・ミレンですが、それも当然という演技でした。創造と抑制という演技の一番難しいところを表現している。その後歌舞伎鑑賞。
 映画『クイーン』より。いい表情だ。後ろのシルヴィア・シムズも元気だ。


水:プールへ。仕事関連で久々に『遺産相続』という邦画を見直す。やはり……くだらなかった。好きだけどさ。ヴィノスやまざきに久しぶりに行く。自分好みのワインに会えず残念。


木:プールへ。戸山公園の中にあるプールなんだけど、今思いっきり改装(?)工事中だ。昔(私はこの近くの大学に通っていた。もう12年前だ)この公園にはいっぱい人が住んでいたが、半分以上駆逐されてしまったよう。どこにいったのであろうか、ホームレスよ。昼間から仕事もしないで(というかあまりないのだけれど)プールなんか行くときに、脇目にその筋の方を見ると「明日はわが身……明日はわが身……」とそら恐ろしくもなり、しかしそんな小芝居をしている自分がおかしくもなる。先日は昼の14時にオイチョカブをやってる3人組の50代と思しき人たちを見たときはゾッとしたが。その後書き物仕事。


金:四谷のスペイン料理屋でバイト。その後まっすぐ帰って寝る。
土:日本舞踊の稽古、その後まっすぐ帰って寝る。この二日間はバイオリズムが低調で、ネガティブ思考だった。昔はわけも分からず悲観的に落ち込んだものだが、年の功とはよくいったもの。「あ、これ理由なく悪い方向に考える日だ」と悟り、すぐ寝るだの体が疲れさせるように仕向けるだの色々対処できるようになった。こーいう記録メモ、私としては珍しいですね。


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