完結・文化人系美女の系譜

松井冬子・恐るべき美貌

さて、昨日に引き続き「美貌に恵まれた才女の系譜」を自分なりに。
松井冬子さん(写真右)の美貌に感嘆したハクオー、
この系譜をたどる旅は終わりません。

元アナウンサーというのもかつては美女文化人の素晴らしい苗床だった。
(現在は、「温床」という感じが…笑)
女優さんになられたのでここ系譜には入らないが
その先駆者は野際陽子さんではないだろうか。そこからグーっと下がって
元TBSの見城美枝子(この方も講演の女王だ)、さらには
元アナ系美女文化人界最大のスター・楠田枝里子が生まれ、
元「ひょうきんアナ」の3人娘、山村美智子(現・山村美智)、寺田理恵子長野智子
続いていくのではないだろうか。山村美智子さんは
元・東京キッドブラザーズ在籍というところから時代感タップリ、現在は女優。
寺田さんはほど元アナで「結婚の行方」をゴシップ誌
追跡された人もいないんじゃないだろうか。
ある世代の、ある種の女性の確かな「羨望の的」だったと思う。
評議会みたいなところの仕事もされていたと思うが、今もやっておられるのか。
長野さんは見事にジャーナリストへ。
このかたの著書のひとつ「可笑しなアメリカ・不思議なニホン」(青春出版社)は
拝読しましたが立派な比較文化論でした。あの時代のフジTVを経験したとは
思えないほど嫌味のない持ち味が身上。ブログも面白いですよ。
http://yaplog.jp/nagano/

 



さて、ここで忘れてはならないのが「漫画家系美女文化人」だ。
出版界はもとより政治・経済界に不思議なパイプラインを持つこのジャンル、
なんといってもその両巨頭は池田理代子氏と里中満智子氏だろう、間違いない。
池田さんはなんってったってあなた今年一発目の仕事が「皇室アルバム」ですよ。
もう勲章への道まっしぐら。公式HPにはセレブと一緒の写真がズラッと。
最近は声楽家(ソプラノ)としても活躍ってところが凄い。
「夢は全部叶えてみせる」という気概、あの松田聖子にも通ずるものが。
典雅な美貌だと確かに思うが……ときたま「上品な西川峰子」にも
見えてしまうときがあるから不思議。本当に余計なお世話だ。あなたにあげる♪
さて、里中氏。この方も政財界にファンを数多く持つ美女だ。
ちょっとたまに「石川三千花」に見えるときがあるが(いや石川さんも綺麗ですが)
女っぽさに内包された男気、みたいなものを感じる。だからどうした。
文化庁の推進会やら教育審議会の委員なども歴任、いやはや……まったく凄いです。

 


なんか余りにも多いな、以下ざっと列記! 


A:作詞家系美女文化人


これはもう湯川れい子阿木燿子の両氏が講演活動、文化事業への携わり、
マスコミの露出から言っても美女文化人界総合ランキングでも出色の出来。なにが出来だ。
このへんの礎を作ったのはやはり「安井かずみ」さんなのでしょうね、
「本当にカッコよかった」と憧憬をもって語る信奉者いまだ多し。
夫君が安井さんの他界後再婚されたとき、「どうしてあんなに早くッ!?」と
感情的なコメントが結構ちらほらゴシップ誌に出ていたのが
変わらぬ安井さんのカリスマ具合をうかがわせる。


 


B:小説家系美女


うーん……思いつかない(笑)。思いっきりさかのぼっても
曽野綾子さんぐらいじゃないか!? かつて若い頃に「文士劇」(死語ですね)などで
助六」の揚巻なども演じられたというその容貌は、確かに若い頃の写真を見ると
冴え冴えとした美しさだ。いや今もお綺麗ですけどね。
あと桐島洋子さんもたいそうモテたとの評判だし、澤地久枝さんも
コケティッシュな魅力で着物の趣味も素敵。幸田文のお孫さんで
青木奈緒さんというかたも可愛い美人だが……どうしても
田辺聖子さんやマリコちゃんや寂聴はんが私の邪魔を……はい、嘘ですスイマセン。
「閨秀作家」なんて言葉、死語ですね。もはや伝説となっているが
「処女作執筆中・椎名桜子」という人も
バブル時代大いに世間を賑わせたが、ギャグにもなりませんね。
あ、「黛まどか」という人もいるが……微妙。歌人だし。
この方の場合「芸能人として売れなかったのでそっちにいった」という
キナ臭さがあるのでこの系譜には入れません。はい、思いっきり失礼。


 


C:芸術家系美女


うわあいっぱいいそうだなと思ったが……山本容子氏(版画家)ぐらいだろうか。
うーん……野田凪さんとか? まだまだお若いしインパクトが……詰まる所こうですね。
(はい、逃げです。どなたか候補ありましたら教えて下さい)



まとめ! 「文化人系美女」というのはその美貌度合いよりも


1:本業の充実度
(大ベストセラーを書いたとか作詞したとか
ショパンコンクール初入賞とか。これが凄ければ凄いほど
さして美人でなくても点が甘くなる傾向有り)


2:政財界とのパイプラインの強さ
(審議委員会、国関連のイベント、各種シンポジウムへの
関与など。かつては紅白歌合戦の出場者を決めるのにも「ご意見をうかがう会」
なるものがあり、そこに出席するのが女性文化人の羨望の的だったとか)


3:トークができること
(TVでの露出が適度に、定期的にあってなおかつ
エスプリ」のきいたトークが出来なければならない)


4:夫、元夫、内縁関係の男のクオリティ
(この場合彼女たちにおいては「賞歴」のような感じになるから不思議)


この4点のバランスが絶妙であればあるほど
文科系美女ランキングがあがる傾向になるように思える。
さあ、こんなに文字数を使ったがまったく内容のない結果でした。
本業がスゴイだけで充分素晴らしいのにいやはやマッタク
はた迷惑な考察だったことでしょう。
あ、女優であると同時に文化人としても活躍しているという
岸恵子(元祖空飛ぶマダム)、浜美枝(いまの肩書きは『農政ジャーナリスト』)、
和泉雅子(探検隊)などのラインもあるが……またそれは
いつかの機会に。やんのか。


●追記
あ、ビッグな人ひとり入れ忘れ。
兼高かおる」さんはどこに入れるべきか。
ジャーナリスト? あと「ライフスタイル・コンサルティング」なる
謎の仕事をしている超美女姉妹はどうすべきか。
はい、愚問です。


●今日のテレビ


朝方NHK総合で「新春ビッグ対談2006」とかいうタイトルで
森光子が出演していた。相変わらずインタビュアーの姿勢は
「森ハレルヤ」に終始し、話といえば「放浪記」「ヒンデゥースクワット」
文化勲章」ばかりで変わりばえしないトーンだったのだが
突然インタビュアーの男性が「放浪記、飽きてしまうなんてことはないのですか?」
という質問を投げかけたので軽く驚いた。森光子に予定調和以外の質問を投げることは
OKなのだな、とこれまた軽く発見。へええ。光子も予想外に
「ありますよ」との答え。ふううん。
「いつだったか考え事芝居中にしちゃって、フッと気がつけば
自分がセリフを言ったかどうか覚えてないんですね。ゾッとしたんですが
共演者の方は『大丈夫でしたよ』って……税金の事考えてたんです、そのとき」
と、しっかり笑いも取っていたが。それから気を引き締めて
何十年もそういうことはないという。
森さん、決して嫌いではないし優れた女優だと思うが、
周囲が「骨董」として扱いすぎだ。
「すごい人」「大女優」ではなく「プロの役者」として
普通に接した方がいい。こういう質問が飛び交う方が彼女も嬉しいだろう。


●お知らせ
ブログランキングに登録。
よかったら初クリック↓お願いします。
http://blog.with2.net/link.php?198815