ポーラ美術館の印象派コレクション展

「ばら色のボート」

東京・渋谷文化村で現在展示中の
「ポーラ美術館の印象派コレクション展」に行って来ました。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/index.html


 泣く子も黙る印象派です。モネです、セザンヌです、ルノワールです!
はっきり告白してしまいますが、渋谷でポッカリ時間が空いてしまい
大黒屋で買ったディスカウントチケットで入りました。ヤな客。
予想通りおばちゃんイッパイ。なーんでおばちゃん美術館好きなんでしょうねえ。
「やっぱルノワールは違うわ」「優しいのよね」「あらそれモネよ」
それネタですかおばちゃん。やめて笑っちゃうから。
なるべく会話に耳貸さないように歩き行くも、まるっきり美術教科書みたいな
作品ばっかであーあ退屈、なーんてヒネてちゃいけません。
やっぱりいいものはいいものですね。結構な「拾いもの」体験でした。
目玉商品の一つであろうモネの
「ばら色のボート」の前で私は感動していました。
ボヤボヤの油絵のキャンバスが、次第に目の中で
本物の湖面に変わっていきます。水面に映る一面の緑と
その上に広がる木漏れ日が、サーっと感じられて、しばし陶然としました。
実体験に置き換えなくてもいいのですが、私は急に奥入瀬を訪れたときの気持ちが
パーッと蘇って実にさわやかな気持ちに。フランスの田舎と奥入瀬がダブるなんて、
我ながら不思議なのですが。
 ギュスターブ・クールベの「波」という作品が観れたのも嬉しかった。
この人の描く野原やら林はどーでもいいのですが、海は異常に好き。
値段まったく無視していいますが、めずらしく「欲しい!」と思ってしまうタイプの絵。
芸術に対する所有欲をかき立てられることなんて、滅多にないことです。
意外な感情に自分でも驚いてしまいました。


●今日の一食
四谷「人と人と」(ひとひと)の寿司
http://r.gnavi.co.jp/a237409/


小奇麗な店内に安心値段、このぐらいの手頃さでお寿司を楽しめる行きつけを
1軒は持ちたいものです。どれも外さず、おいしかったですがいくらがいい出来でした。
きちんと店で筋子からほぐし漬け込んだプッチプチの仕上がり。
東京でなかなか頂けません。ランチもオススメですよ。


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