3月公開映画「リトル・イタリーの恋」

「リトル・イタリーの恋」

●「リトル・イタリーの恋」
http://www.pan-dora.co.jp/little-italy/#into
(3月シャンテ・シネ公開予定)


ロマンスです。典型的な「ボーイ・ミーツ・ガール」物語。
目と目が合ったらミーラクル。この歌が分かる人はもう若くありませんよ。
さて、この手の作品って演技とか脚本がどうとかいうよりも、
ひとえに恋に落ちる男の子と女の子の「イキのよさ」
「あふれでる旬の魅力」に成功がかかってくると思う。
そういう意味で、この映画は成功作ですよ。主演女優と男優、とってもキラキラしてます。
 


 「コヨーテ・アグリー」なんかに出てた主演のアダム・ガルシアは、
プライベートだととっぽい感じで(会ったことないけど)地味な印象ですが、
この映画の中では稚気漂う爽やかな青年!という感じで、
ハツラツな雰囲気が好印象。ミュージカル出身らしくスタイルの良さも
「王子様」キャラに似合ってます。
しかしながらこの手の2枚目はちょっと出演作が空くと
ブレンダン・フレイザー」のように、
あっという間に美が消滅するパターンが多いので要注意。
現在32歳というのも危険な香りが。


(サンプル)
 これが↓



こんなことに……。向うのスターはどうしてすぐ太るのでしょう。
遺伝子がある年齢を過ぎると「太れたるめ抜けろ」と
指令するようになってるんでしょうか、白人の男は。
もはや一般人にしか見えません。NOVA御茶ノ水校のG先生みたい。



 主演女優のアメリア・ワーナーは間違いなく
これからトップ・ラインに並び立つ俊英ですね。
脚本がこの作品ちょっと弱くて、寂しさと不安の余り
自分なりの物語を作って、その世界に埋没することで
精神バランスを取るという主人公が、イマイチ共感できる
キャラクターに仕上がってないのだけれど、
そのアンバランスを見事、自分の旬の魅力だけで成立させちゃってるから凄い!
ファンタジックなまでに「時分の花」が輝きます。はぁー、と思わず溜息。
このキュートな可愛さだけで一見の価値ありです。
なんていうか……ノーブルで「侵すべからざる」雰囲気って感じが新鮮。
 しかしながらこの手の美貌は「ジェニファー・コネリー」のように
時と苦労にまみれると、あっという間に「怖いモンなし!」な迫力満点の
ドラスティックなキャラクター変換が起こりうるので要注意。

<サンプル>

 夢見るように可愛かったジェニファー。
シャンプー「LUX」のCMなど我等の世代は忘れられません。しかし……。

 ↓

 もう子供2人のおっかさんですからね。
強そうですが、なぜか不幸が似合う、よく言えばニヒルな女になりました。


 なーんてちょっと毒づいてみましたが、つまりはこれから売れ筋な予感の
若手スターの輝きを見逃すな! ということでした。いやマジで。
盛り上がってるカップルのデートにオススメな一本ですよ。
春を感じて正統派ラブ・ロマンスを観るのもいいかもしれません。


●今日の一食
四ツ谷「テート・ア・テート」のランチ(フランス料理)
http://homepage2.nifty.com/tete-a-tete/



写真はポークソテー、キノコとトマトのソースです。
ここ、いっつも1時前ぐらいに「売り切れ」なっちゃうので
一度入ってみたかったんですが、まあ……普通のお味でした。すっごく失礼ですね。
ごめんなさい。ポークソテーでフレンチの、しかもランチでは
「何も判断できないだろう!」と思われるでしょうが、
そこでサプライズあってこその名店だと思うので。
なんでもいいんです。メインは普通でも、パンとかバターとか、
和食ならお新香やお茶が「おっ! こだわってるなあ!!」と思えるような店って、
信頼できる。夜も楽しみになる。ランチで何か一つ「サプライズ」出せる店って
絶対に外れないもの。「一食で店を切るな!」という批判もあるでしょうが、
食事は絶対是「一期一会」だと思うので。などと偉そうに。すいません。
 これにプチデザート、ミニサラダ、パンがついて850円。お値打ちだと思います。
夜もコースのみでアラカルトでワインを楽しむような食べ方は出来ないようです。
酒飲みにはオススメしません。一人でフロアをやってるのも大変そう。


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