舞台「ベルナルダ・アルバの家」(小川真由美主演)

小川真由美、62歳。

●「ベルナルダ・アルバの家」
2月18日・13:00開演 北千住の「THEATRE1010」にて
http://www.t1010.jp/


キリスト教の戒律を厳しく守る、厳粛で横暴な母と反抗する娘たち」
というのがテーマの舞台。作者はスペインの劇作家、フェデリコ・ガルシア・ロルカ
アンディ・ガルシアによる映画『ロルカ、暗殺の丘』でご存知の方もいるかもしれない。
 うーん……ちょいマジ話ですが、こういう「キリスト教的信念」って
日本人がやる意味はどこにあるのでしょうか。
観る手側に「自分とキリスト教」「私にとって信心とは何か」という
ベースがないとなーんにも「ドラマ」が生まれてこないと思うのだけど。
舞台上でいくらドラマを行っても、観客と舞台の間にドラマが生まれなければ
どうしようもないと思う。そういう意味で、この手の芝居をやる価値とは
なんなのか。私にはこの芝居からはそれが見出せなかった。


 なので私は、ひたすら「真由美狂乱」にポイントを置いて観ました。
うーん、まだまだ凄いわ……たいしたパワー。さすがの迫力。暴れる暴れる。
ラスト近く、恋に生きようとする娘の発言を受けてブチ切れた真由美、
「鉄砲はどこだーッ!?」と勇ましく裏手に駆け抜け、火縄銃みたいなの
かついでやって来るシーンなど、懐かしの「八つ墓村」の恐怖もダブりましたね。
ああヤな客。


 この劇場700人収容ぐらいと小狭で、どこからでも見やすいのに「千住席」という
特別枠があって、なんと1,000円で観劇できるシステムあり。
私も1,000円の席でしたが、とても観やすく舞台も近い。オススメですよ。
こういうふうに安く、色々な芝居を観られるような考えのもと
足立区がお金出してやってるなんて、素敵なことだなあ。


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今日の一食
世田谷・経堂「季織亭」の特製つけ麺
http://www.kyodo-suzuran.com/shop/7/25/



いろんなお店がたくさんあって楽しい商店街
すずらん通り」の中にあるラーメン屋さん、と呼ぶには
ためらっちゃうお店。お弁当や(ロケ弁などで芸能人の方にも
おなじみなんだとか)2階ではカウンターでの居酒屋営業もやっている
色々な楽しみ方の出来るお店。
つけ麺はそのコシの強さに驚くこと間違いなし。
いたずらにコシだけ強くして、キワモノ的に騒がれる店がありますが
ここのは勿論そういうタイプじゃありません。
よく、美味しい白メシを頂くと「ぐいぐいノドを通っていく感触がたまらん!」
なんて言いますが、ここのは「グイグイ美味い小麦食ってる感触がたまらん!」です。
上にのってる野菜はオーガニック、メンマはレンコンというサプライズも結構。
店主は「野菜のビタミン、レンコンは食物繊維、そしてたんぱく質と炭水化物、
一食で栄養価のバランスを程好く取れるラーメン」を目指しています、と
語っていました。個人的には2階の居酒屋メニューが垂涎。
酒好きならたまらないツマミがタップリでした。でも、それはナイショ。