日本テレビ「プリマダム」

明菜様、腹から声出して!

ドラマ「プリマダム(新番組)
http://www.ntv.co.jp/prima/
出演:黒木瞳古田新太
加藤雅也小林十市中森明菜ほか

うーん……明菜ファンとしては
「これは見逃せんっ!」と息巻いて見ましたが、
ありきたり過ぎた……ハンパ過ぎた……
安っぽ過ぎた……全編予想通りの展開。
主人公の黒木瞳はありがちに「人生このままでいいのかしら」と
悩む主婦 →久々にバレエで感動 →近所にバレエ教室オープン →はりきって参加、
当然のように捻挫 →亭主から「年甲斐もない!」と説教 →かえって奮起、
「やったるぞ!」と燃え始める。
というなんのヒネリもない展開。いや別にそれはいーんだけどねえ、
「ベタ」なドラマやるなら「これでもか」とコッテコテにやってくれなくちゃあ。
大芝居打ってハイテンションでやってくれなくちゃねえ。
中途半端におふざけ。中途半端にシリアス。
見てるほうは笑えばいいのか、マジに見ればいいのかつかみかねて、ノリきれない。
韓国ドラマや最近の昼メロのボルテージに慣らされた大衆は、
なまじっかな「はっちゃけかた」じゃ満足できないだろうなあ。
演じてるキャストたち、特に舞台出身の古田新太や、
実際バレエダンサーである小林十市も、「リアルな演技」でいくのか
舞台的に派手にやればいいのか手探りな様子だった。ああ、もったいないなあ!


そして黒木瞳の幼なじみで、共にプロバレリーナになることを夢見ていた明菜様、
現在はバレエ団理事長で、かつては世界的プリマだったという設定。
このことに関してだけは、私は満足した。明菜様のスキニーな肢体が
「元バレリーナ」という設定だと痛々しくなく、説得力のあるものになる。
そしてファンとしてはなんとも歯がゆい、あの旧時代的な髪型と
ファッションもなんとなく「ああ、こういう人いるいる」という
リアリティが出てくるから不思議。バレエとかダンス指導者って
一部独特なセンスあるからねえ。いや愛してるんですよ明菜様。
「私のいうこときかないのは、ベジャールと息子だけよ!」なんてセリフには
笑わせて頂きましたが、ドラマ設定が半端なもんだから
明菜様「ホラ」吹いてるように見えて面白いやら悲しいやら。
頼むから演出よ、「ギャグ」でいくなら行けッ! 
半端に奮闘主婦感動モノとか友情復活モノとかにすんなッ! 
はぁ……最終回まで見れるか不安な一回目でした。


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