三田佳子の「ツケ乳首」

「序の舞」の助演が見事だった

三田佳子絶叫・『乳首吸ってー!』」
 まず、皆さんに言っておきますが、これはネタでもエイプリル・フールの世迷言でもありません。15日のスポーツ報知によるれっきとした「報道記事の見出し」。しかしもちろん三田さんが「実は色情狂だった」「自らの変態性を赤裸々に告白」という記事でもなく。
 今度やる舞台でのヒトコマなんだそうです。ていうか、どう考えても五社英雄監督の1987年の怪作『吉原炎上』のパロディでしょう。あの映画の中では狂乱した西川峰子が『乳首吸ってーッ!!』と悶絶していたが(見てない人にはにわかに信じがたいだろうが、これは真実)、まさかあの大女優、おんとし64歳の三田佳子が……!


 三田佳子はこの舞台でなんと「つけ乳」をしているのだと告白。
「(乳首を)吸って!」と絶叫する三田は、足の付け根までナマ脚を出したかと思えば、にせもの丸出しの乳房を露出。プロデュースを手掛けた夫の高橋康夫氏(64)は愛妻の舞台をチェックしながら
「もともと胸は薄い人なのでつけ乳房も薄いつくりをしていましたね」とにんまり。(記事より)


 脚はOK。乳はフェイク。パラドキシカル。旦那には「もともとぺチャパイ(死語)」という言わなくてもいいような情報まで吐露されて……。露出に露出を重ねる女優、それが三田佳子。それ見た佳子。確かに舞台は魔法の空間であることは百も承知。杉村春子先生が「おさげ」になろうが山田五十鈴先生が「嫁入り前の少女」になろうが許される、そしてそう見えてしまう「芸」の空間だ。しかし、ちょっとこの場合そのへんのこととは話が違う。
「ツケ乳」……ここに私はスッキリしないものを感じてしまうんだなあ。ハッキリ言って、「安い」。そんなに出せないほどヒドイのか。そこまでしてやらなきゃいけないようなシーンなのか。
「物語上、確実に必要であればいくらでも脱ぎます」というのはよく女優が語るお得意のセリフだが、なぜ「ツケ乳」。


 多分私のモヤモヤは「出さないならやるな。出すなら出せッ!」というところにあるんだろうが、「じゃあ見たいのか?」と問われれば確実にノーなのだ。戸惑うなあ。この場合、かつて黒柳徹子がハリウッドの往年の豊満女優、
メイ・ウェストを演じたときに「SFX的人造メイクで豊胸になった姿」を披露していたときの戸惑いとなぜか似ている。「それは必要なの?」
 span style="font-style:italic;">「最初は恥ずかしかったけど、すっかり平気になっちゃった。
(観客に)ショックを与えたい」と露出にハマり始めた様子だった。(記事より)

 64歳になって露出にハマった女優、三田佳子。思えばかの事件以来自宅の地下室の見取り図まで露出されてしまった佳子。テレビ版「犬神家の一族」の怪演で日本中の度肝を抜き、そして今度は「ツケ乳」。実は「いのち」〜「有森冴子」〜「お箸の国の人だもの」というかつての黄金時代を凌駕する「まことの花」の時代が今、到来しているのかもしれない。してない。


 これがその衝撃のツケ乳写真


●追記
読んでいただいた方からご指摘があって
西川峰子の発言は「ここ噛んで」だったようです、お詫びして訂正いたします。



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●記事全文
三田佳子絶叫「乳首吸ってー」

 女優・三田佳子(64)が14日、東京・北千住のシアター1010で上演される主演舞台「秘密の花園」(唐十郎原作、三枝健起演出の舞台げいこに臨み、衝撃の「つけ乳首」で乳房をあらわにした。

 「(乳首を)吸って!」と絶叫する三田は、足の付け根までナマ脚を出したかと思えば、にせもの丸出しの乳房を露出。今作のプロデュースを手掛けた夫の高橋康夫氏(64)は愛妻の舞台をチェックしながら「もともと胸は薄い人なのでつけ乳房も薄いつくりをしていましたね」とにんまり。

 舞台は謎に満ちた“秘密の花園”で展開する男女の純愛物語で、三田は日暮里に住むキャバレーの女とその姉の2役に挑戦。「最初は恥ずかしかったけど、すっかり平気になっちゃった。(観客に)ショックを与えたい」と露出にハマり始めた様子だった。公演は15〜30日。(スポーツ報知) - 4月15日8時0分更新