弘前城の桜
今日は桜の名所として名高い青森県・弘前城へいってきました。
はぁ……いや、ため息です。
美しさ、というよりも「量」に完全に圧倒されました。
なんていうか……超美人おしくらまんじゅうな
「ミスユニバース世界大会」のあられもない楽屋の混雑の中を
「はいごめんなさいよごめんなさいよ」とかき分け進み息も絶え絶え、という感じ。
いやホントに。だって、ここまで様々な種類の桜が入り乱れているところ、
なっかなかないですよ！ 私は生まれて初めて、いやあまさに息もつかせぬほどに桜山、です。
なかでも枝垂（しだれ）桜の本数の多さ､大きさは日本有数じゃあないでしょうか。
有名どころでは京都・円山公園の枝垂桜が有名ですが、あれより遥かに大きく立派だった。
しかもそのクラスが２〜３本あったような。その間を縫うようにソメイヨシノが咲き乱れます。
もうね、彦麻呂だったら間違いなく「桜の満漢全席やぁ〜」っていうでしょうね。
もうお腹いっぱいってぐらい桜！桜！桜！なんですよ。
ところによっては大きな松と絡み合うように桜。濃い緑と薄桃色のコントラストは
歌舞伎舞踊の名作、長唄「京鹿子娘道成寺」の書き割りにも似て美しく。
ほとんど白に近いものから濃い桃色まで、ひとくちに「さくら」といえども
多種多様な色があることに軽く驚きました。
もちろん今が盛りはソメイヨシノ、見事だった枝垂れはこれからだそうです。
弘前城址を取り囲む堀の水面に、散った花びらが一面に敷き詰められる頃合が
枝垂桜の見頃なんだとか。そういうのって、「花筏（はないかだ）」というそうですね。
風流がこれでもかと押し寄せる青森は弘前城からお届けしましたー。
スタジオお返ししまーす。
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