渋谷「鳥竹」にて

渋谷駅すぐの立地も嬉しい

土曜日は「私のたべもの日誌」です。
私の食の思い出や最近食べたものを軸に書き綴っています。
今日は「焼き鳥」からこんな超個人的な思い出を。
本当にいわゆるブログ雑記でなんの情報性も無いです。
そんな日も、ひとつお許しください。


渋谷「鳥竹」にて
井の線界隈の一角あるに老舗で、道路に面した焼き場からは
いつも煙がモウモウと吐き出されてる。早い時間から混む人気店だ。
ひとことでいうと、はずれない店。大振りな串焼きは、どれも正しく、うまい。
最近はやりの店のように「ささみ梅」とか
アスパラベーコン巻」などというメニューが一切無いのが、
なんだかすがすがしい。ここで久しぶりに元恋人・Kと会った。
面白いですね、昔の人と会うのって。
今は友達だけど、ホントの友達との距離感とはやっぱり違う。
もちろん、「好きな人」というものに対する距離とも違う、独特の面白い空気。
うーん……思いっきりここから発想は飛躍するが、
こういう微妙な「雰囲気」「言葉にしにくいもの」を
自分的に格闘して言語化して、さらには創造とか妄想を加えて
練り上げれば(いきなり純文学っぽいが)
私小説でいうところの「心の綾」とか「玄妙なるニュアンス」などという
ものになるのだろうか。林真理子とか、この辺の空気だけで短編小説
一本書いちゃったりするもんなあ。
などとフト砂肝を食いながら、思った。

「だからさ、見てるだけにとどめておこうと思うわけ、苦しいからね」
現在片思い中だというKは、椎茸焼きを片手に切々とその胸中を語る語る。
長い話に冷えた鴨焼きだが、タレが染みてなおうまい。
「ああ、そういうアプローチしてるんだろうなあ、
うまく伝わってないんだろうなあ、このパターン」と、
話を聞くごとに、昔似たようなことがあったと思い出される。
これまた「懐かしい」というのとは、ちょっと違う興味深い感情を覚えた。
「取りあえず飲んどけ」
結論はいつもこうなる。冷酒を次々と流し込みながら
次第に酔っ払っていくK。ためしに「イナバウワー!」
と言ってみると「お安い御用!」とばかりに
のけぞるのけぞる(@店内)。ノセておきながら私は、
「どうか片思いの相手の前では、
こんなことしてませんように」と少し、祈ってみた。
人のこと祈る前に、自分の好きな人にも連絡してみようか。


●お知らせ (はっつけるの最近忘れてました…ヨロシクです!)

ブログランキングに登録。

1日1クリック↓プリーズ!

http://blog.with2.net/link.php?198815