小林旭に関するミニエッセイ

独特の表情だよね

現在発売中の「CDジャーナル」(2006年6月号)に
http://www.cdjournal.com/Company/products/cdjournal.php?yyyy=2006&no=06
小林旭について2分の1ページのエッセイ書きました。
「爆弾男といわれるあいつ」「マカオの竜」「黒い賭博師 ダイスで殺せ」の
3作品がセットになったDVD-BOXの発売に際しての記事。
いやー見直してみて思いましたが、旭って本当に珍しいタイプの二枚目ですね。
とかく「二枚目」というと渋すぎたりいぶし銀方向に走りすぎたり、
(後期の鶴田浩二池部良とか。そしてもちろんこの最高峰は高倉健だ)
やたら重厚な「ダンディズム」に走りがちなのだが
石原裕次郎の「ガウン」「ブランデー」「サングラス」という代表アイテムって
この辺の美意識のあまりにも直球なアイコンだ。このジャンルの最高峰は、私は“芦田伸介”だと思っている)
旭は、すべてが受動的。軽いんだよね、ライト。「義理人情」とか「ヒロイズム」とか
まったく無縁なんだよな。なんていうか「色男版・ニッポン無責任男」って感じ。
「俺若いころさ、不良のネエちゃんたちにいきなり裏連れ込まれて
“強チン”されそうになったことあるよ」とかつてサラリと語ってる旭のインタビューを読んだことがありますが、
それも納得の光り輝く色男ぶり、この3作で納得しましたね。
そして何よりもその飄々とした演技、旭ってこれからもっと語られる俳優かもなあ。
ご興味のある方は読んでみてください。


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