「バチ当たり」感覚の欠如 −東大阪生き埋め事件に思う−

注:今日マジっぽくてつまんないです。
いつものクソバカな文章好きな方はどうぞ飛ばしてください。


■■東大阪・生き埋め事件に思う■■
「生き埋め」という言葉のインパクト、やはり凄く強いものですね。
東大阪の事件に関しては、いろいろ思うこともあるけど、2つだけ今書き留めておきたい。
なんといっても一番驚いてしまったのは最初に逮捕された少年の母親のインタビューだ。
テレビのリポーターに対して、最初子供から「人を殺してしまった」という告白を受けた際
即座に、即物的に「何人?」と答えている「映像」が流れたのだ。


●あまりに日常的ないいまわし
…………ホントかよ。マジかよ。驚愕して私は一瞬、ストップしてしまった。
彼女のサラッとした会話の再現に吃驚してしまったのだ。いや、オーバーに書いてないです、
本当に普通に語っていた。そう、これもまったく過剰な例えじゃないけど、
「帰りニンジン買ってきて」「何本?」という受け答えぐらいの、普通の声のトーンで彼女は語っていたのだ! 
私は、この家の状況や様子など知るべくもない。だけど……あんまりにこれは不可解だった。
やりそうと思ってたのか。あの息子ならやりかねん、という認識があったのか。
それともあまりのことに呆然としているのだろうか……後者であることを願いたいが。


●誰もが「断罪」というリスクから逃げている
奈良の放火少年のニュースを見ても思ったのだけど、
「子供の心の闇」なんて、少なくとも一般市民はもうこれ以上考えないほうがいいと私は思う。
そういう分野は教育関係者や精神学者に任せて、(前時代的な考え方は承知の上で書くが)
大人ならば彼らを「とんでもないろくでなし」「クズ」として忌み嫌うようなスタンスを
キチッと「取ってあげる」べきじゃあなかろうか。一旦「バカ」なことをしたら、
とんでもなく大変なことなんだよ、ってな「空気」を作らなきゃダメじゃないか。それはテレビで叩くとか
ネットで誹謗中傷の嵐にさらさせることじゃあない。彼らの内面など黙殺すればいいのだ。
彼らは社会に不適合な犯罪者であって、「病人」じゃない。
テレビの報道ショー(変な言葉だ)は毎日、「精神分析・動機解明」という公明正大なタテマエの下、
「何てひどい人なんでしょう、何て私達『フツー』の人と違うキチガイなんでしょう」と
言葉にしない非難を繰り返してるだけじゃないか。ハッキリと
「とんでもないバカですね、社会にいたら困ります」と言っていいんじゃないか? 暴論か? そうかもしれない。
でも、でもなあ……。


●知らないってことは「恥」
罪を犯すと、好きなもの食べたり飲んだり、好きな仕事をすることができなくなるんだよ、ってなこと、
あんまりにも分かってないんだと思う、今の若い子って。そして、若い未熟なまま歳取った人も。
「そのくらいのことわかるでしょ?」ってレベルがあんまりにも下がっているのに、
世の「大人」がついていってないような印象をものすごく受けるんだよなあ。
「だって知らなかったんだもん」という(精神的レベルでの)「子供」には
「知らないことは恥なんだ!」と一喝していいんだと思う。
「人にそんなこと言えるような立派な人間じゃないしィ、親しか言えないしィ、そんなこと」と私も思うけど、
理屈じゃなくて「ダメだからダメだ」って大人は言えばいいじゃないか。
「何それ」「わけわかんなーい」って言われていいじゃないか。
「そんなことも分からんのかこのドバカ!」って言って封じ込めちゃっていいじゃないか。
「なんでだか分からないけど許されないことなんだな」って納得させりゃあ済む話を
変に理屈つけて説明して、結局説明しきれなくて、ガキにバカされてる悪循環なような気がするけどなあ。


●オバちゃん達よ立ち上がれ
冗談に聞こえるかもしれないけど、こんなことを思う。
「お天道様が見てる」的、昔なつかしのプリミティブな道徳観って大事だったんだろうなあ、ということだ。
かつて小さい頃にちょくちょく諭されてたような感覚が、決定的に若い子は欠如してる。
うるさいよってなぐらい、おばあちゃんとか叔母さん連中とか近所の人々が
ツバキ吐くだけで「まあ……おてんとさま見てるよ」とか「バチ当たり!」なんて言われたのって、
あれ「インプリンティング」だったのね。「ハウス!」「待て!」みたいなもんだったんだね。
論理で言ったってガキはダメ。何かにつけ「バチがあたるわよお」「おてんと様が見てるのにねえ」と
不気味に恐ろしい言葉を何かに付けて吐いていた周囲の一言、子供心に後々効いてくるのだと絶対思う。
そう、オバちゃんたちが今こそ「バチ当たり」「おてんとさま」というワードをつぶやくべきじゃないだろうか。


うーん、ちょっとギャグだが、ちょっと本気だ。


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