気をもらった日曜日・麻布十番祭り
3日間にわたりなんと40万人近くが訪れるというから驚いてしまう。
六本木近く、伝統ある老舗商店から様々なレストランや
飲み屋がひしめく麻布十番商店街のお祭りに行ってきました。
いやー「花より団子」ならぬ「花火よりメシ酒」の私としては、
毎夏すっごく楽しみにしているイベントのひとつなのだ。おでんや寿司、甘味処など和食系は言うに及ばず
イタリアン、フレンチ、チャイナにコリアン、タイ、インドなどのレストランが出す
露店のオリジナルフードの数々たるや、「この日のために何食抜きゃいいんだー!」ともう気が狂いそう。
もはや規模的には街のお祭りを遥かに超えているけれど、ひとたび足を踏み入れると、
どこか懐かしい「商店街のお祭り」ってな風情がしっかりあるんですよねーそこが楽しく、面白い。
「今日はお祭りだー!」「俺たちも楽しむぞー!!」的はっちゃけた気分が
出店側からもプンプン漂っているんだもの。そんなに利益率も高いモンじゃないだろうに、
明らかに出血覚悟の値段設定で出されている、それぞれのお店自慢の一品などを見ると嬉しくなってしまう。
今日のこの日を盛り上げるぞ! という心意気、もう死語だがこれこそ
「ハレの日」というやつですね、そういったここ一番! というテンション、
地元民の「マツリ・スピリット」に触れることは、縁日の最大の楽しみじゃあないだろうか。
実際露店を出してる人で麻布十番に住んでいる人は少ないだろうが、
この街で働いてることが好きなんだなあ、そんな気持ちがヒシヒシ伝わってくる。
いわゆるフツーの露天商もたくさん通りに並んでいるが、それらと比べてみるとそれは一目瞭然だ。
ソツなくこなすものの、どこかテンションが低いプロ達と、
手際も悪いし客さばきも下手だが「食ってってくれー!」という熱気のすごい地元商店の出店は、
明らかに活気が違う。ミスはないけど、プロよりも自然にお客は地元のほうへ流れていくんですね、
そう、熱気に活気、祭りってものは「気」をもらいに行くんだよなあ。
いろんなものを食べて飲んだけど、今回は好きなシャンパン「マム・ド・クラマン」を
5百円でグラス提供したフレンチのお店にハクオーとしては敢闘賞を差し上げたい。
ほろ酔いでその後21年ぶりにトライした金魚すくいは4匹ゲット、
かつて15匹を吊り上げた記録のある私としては無念であったが、まあよしとしよう。
祭囃子はもう遠く、夏の宵の幻に。
おやすみなさい。
○そんな敢闘賞のお店は……
「CHEZ MARTINE」
9月22日オープンだがプレ宣伝で出店されていた。この気前、サービス、期待できますぞ。
ローストビーフもポテトのアーモンド揚げも美味かった。さて本番はいくらだろうか。笑 またレポートします。
港区六本木5−11−25 TEL:03−5443−8223
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