紀子妃出産から一夜明けて

三児のパパだとか

至極当ッたり前のことなんですが、どこもかしこも
「紀子&ニュープリンス誕生万歳!」なコメントの嵐なわけです。
どこもかしこもマンセーーーー紀子ッ! ハレルヤーーーーーーー親王ッッ!!
「男のお子さんで本当に結構でしたねえ」「日本の跡継ぎが誕生したのですね」などと
街中には「おやさしい」祝福コメントがあふれるあふれる。
そしてそういうコメントを狙って言わせてフローするテレビジョン。
 いや、おめでたいことだ。けれども私の耳にはこの一連の狂騒が
「やっぱ男の子じゃなきゃダメなのだなあ」という、オーバーに言えば
「国民的総意」に思えて仕方ない。言葉汚くいえば、雅子妃の状況を
大衆から皇室自身も含めて「なんとかならないのかしら」と思ってたんだろうなあ、いや、そう思う。


 ちょっと長いが、流用させてもらう。
 2月に紀子さまの懐妊が分かった直後、皇后さまは親しい友人に「1人で悩んでいらっしゃる天皇陛下の苦しい胸の内を、2人が理解して決断してくれたのだと思います」と話したという。
 当時は女性、女系天皇を容認する皇室典範改正案が、国会に提出されようとする直前。保守系議員を中心に反対論に火が付き、国論を二分しかねない様相を呈していた。「責任感の強い陛下が、皇室の将来に何も感じていないはずはない。最も心労が重なっていた時期」(側近)だった。状況を打ち破る朗報は「やんちゃな弟」の印象が強かった秋篠宮さまが、いつしか父、陛下の大きな支えになっていることを強く印象づけた。(スポニチ9月7日紙面より)


 結構ビックリした。
「2人が理解して決断」という点に皇室の恐ろしさを感じる。
もう皇太子夫妻に子供が出来る確率は少ない、ならば男子を産むために39歳の女性がマル高に挑戦する……。
この「決断」ってのがポイントですね。「東宮を差し置いて」「身の程知らずに」「遠慮というものが……」という
罵詈雑言が浴びせかけられることを充分分かった上でのこと、という意味合いなんじゃないだろうか。
(世の中的には祝辞だらけでも、宮の中ではそういう恐ろしいことを言い、
実際的な嫌がらせをする皇族やら側近が多いらしいのだ)
やんちゃな弟もいつしか陛下の大きな支え、ってな表現にも驚く。
 そう、誤解を恐れずに言えば、マスコミ全体が大きな
「それにひきかえ」的な皇太子夫妻に対するバッシングを行っているとしか思えないのだ。
うーんオーバーでしょうか。というよりも「人ンちにたいしてなぜそこまで」的な
下世話な洞察をしてるのだろうか。はい、そうだ(笑)。
とにもかくにも「男のお子様でおめでたいなあ」という祝福ムードは
雅子妃にとっては結構なキッツイ風潮だったりするわけじゃないか、と一日経って思うわけです。
これがもし女の子だったらどうなったのだろう。皇室典範一日で改正されちゃったりして。笑
テレビもぬるいことばっかり言ってるコメンテーターそろえずに
フェミニストでも呼んだらどうでしょう。そうだそうだ、上野千鶴子なにやってんのよ、田嶋陽子出て来いよコラ!
(なーーーーんて別にちっともフェミニズム興味ないんですけどね。笑 それに皇室問題とフェミニズム
同列に並べるのはまったくもって愚かしいことだと私は思っている。ていうか、
上野さんは田嶋さんと並べられたら怒るだろうなあ)

そう、いっそのこと「花柳幻舟」ぐらい呼んでみてはどうだろう。なんか投げつけるのかな。
はい、不謹慎ですねスイマセン。

 唐突だが、私は冗談じゃなく「雅子妃自殺」という最悪のシナリオだって有り得ると思っている。
だってハッキリ言ってもう「用無し」的ムードだもの。そしてなおも
「やっぱり皇太子のお子さんが天皇になってほしいなあ」的ムードだってあるんだもの。
こんなWショックでこの人生きていけるのだろうか。はい、また大きなお世話。
 皇室典範改正問題は「愛子ちゃんしかいないから改正」で盛り上がったからダメだった。
本当に「女じゃダメなのか」という考え方で論じなきゃねえ。
 うーんどうなんでしょ、やっぱ万世一系にこだわってこそ神話たりえ、
それでこそのスメラギなのだろうか。私は…………違うと思う。
「特殊であってこその皇室」というのはまったくの正論なのだが、
そういう意見は今後永遠に「雅子的人身御供」を容認している考え方に基づいている。
 基本的人権憲法の主観にしている国のシンボルがそれって、やっぱ変じゃない?
ナーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんて真面目なこと書いて私ゃ恥ずかしいよ(笑)!
 ああ、やっぱり皇室ネタって難しいなあ。失礼しました。
 

●付記
こーいう非日常的なイベントが起きたとき、雨後の竹の子のように
「このときだけのテレビコメンテーター」が出てくるのってなんだか、可笑しい。
「軽率な皇室典範改正に反対する会」みたいな名前だったかな、そこの代表をしてるとかいう議員の某氏には、
「日本の跡継ぎができてホントにめでたい!」という定番フレーズを繰り返して……ハッキリいって、うるさい。笑
日本の超保守勢力ってこんなにイッパイいるのだなあ、という
「隠然たるイデオロギー」を如実に感じて、怖いやらうっとおしいやら。
こういうオジサンってそのうち死に絶えるのだろうか。それともキチンと若者が啓蒙されて、
一定数存在していくものなのだろうか。そこが私は知りたい。
そしてなるべくなら、そういうオジサンと関わらずに生きていきたい。それが私の願いだ。


●ご学友
紀子妃のご学友、ナントカ佐和子という人に軽く驚く。
学校がほとんど同じで(中・高・大だったか)、なおかつベビー出産した病院も一緒なら
帝王切開まで一緒という奇遇! ホントか。おっかけか。ていうか……私友人に
過去の秘話なんてテレビでベラベラ喋られたら絶交しますけどね。
こういう時期のテレビって、よくわからない感覚の人ばかり。


●そしてご学友2
田宮二郎の息子、柴田光太郎を久々テレビで見る。秋篠宮のご学友なんだとか。へええ。
「ふざけて礼宮の頭ひっぱたいたらクラスはずされた」という素敵な告白をなさってました。笑
今回のテレビ報道の中で唯一「自分の言葉」で話していた人だった。



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