田中真紀子、オードリー、ベティ・デイヴィス……最近の雑記

ま、この〜

こんにちは、田中真紀子の国会質問に脱力しまくりの白央篤司です。
いやーなんなんでしょうねあの方を突き動かす原動力ってのは。
多分「ピン芸人」のそれとまったく同じガソリンで動いてる人なんだろうなあ。
一見「公人として」「義憤」とかいった思いに駆られてるように見せながら、
実のところ「ウケ狙い」しちゃってるとしか思えない。
一度喝采を浴びたタレントがその快感を忘れられず、全盛期のネタを
繰り返し披露してるかのような空虚さを昨日の質問から感じましたね、私。
そう、「ツキが落ちたスター」の如きスベりっぷりが
空しくも哀れなひとときだった。そしてまさに今ツイている安部晋三には
得意の舌鋒も余裕でかわされて……名作『イヴの総て』じゃないが
スター交代劇を見るような(政治家の実力としては二人を
同列に並べるのは論外だけど、時代に愛された人同士、というその点のみで並べる)、
そんな一瞬だったと思う。


 さーて今日は軽い小ネタでいきます。昨日まで似合いもしないこと書いてたので
その反動じゃないけれど。昨今の気になったことなど列記。


雪塩ちんすこう
http://www.miyako-island.com/cat-yuki-tin.htm
先輩のライターさんにお土産でもらったんだけど、ちんすこうの概念を打ち破る美味さ、ハクオー感激ッ!
(元ネタ分かる人は昭和50年以前の方ですね) 口の中でサラリと溶けるような舌触り、口に残らない品良い甘さ、
そして文字通り雪のごとくスーッと消える後味……ああ、もう止まらない〜押し頂くように食べてます。
先輩Yさんありがとうございました。クセなるわマジで。


●『オードリー・ヘップバーン・トレジャーズ』(講談社

the audrey hepburn treasures (講談社トレジャーズ)

the audrey hepburn treasures (講談社トレジャーズ)

スゴイ本だなあ……内容の充実もさることながら、本というのはこんな作り方まできるのかと感心してしまう。
コンテンツとしてはヘップバーンの人生を時間軸に沿って紹介、プライベートショット200点というのが
まず第一の見もの。今まで見た事ないような写真もタップリ。そしてなんといっても各章ごとに袋が折り込まれ、
その中にオードリー親族の所蔵お宝の数々が完全複製されて入っているのが凄い! 
最初みたときは度肝抜かれましたねマジで。 少女時代にオードリーが描いた絵やら、
『ローマ休日』でオスカーを取ったときの受領証やらキャサリーン・ヘップバーンが彼女宛に送った手紙やら、
みーんな完全に本物かと見まがうような状態で複製されて入っている。
その資料自体の貴重性はもちろんだけど……いやあ大変な手間だろうなあ!
編集者の意欲と熱意が感じられる名本ですね、素晴らしい。
ティファニーで朝食を』の完成試写会招待券なんてとってもオシャレ!
アーティスティックな価値も高い一冊、映画好きならいくら眺めていても飽きないと思う。


ベティ・デイヴィスのDVD発売!
http://www.foxjapan.com/dvd-video/studioclassics/index_frames.html
小ネタで行こうと思ってるのに長くなっちゃうなあ、チャッチャと行きましょう。
ハリウッド史上最強の女優にして、私がひそかに「名女形」の域に達していると思っている
ベティ・デイヴィス様の作品が10月13日に20世紀フォックスよりDVD化。
これ長年ビデオ化されずマニアの間では伝説の作品だったんだよなあ、嬉しいなあ。
『妖婆の家』『残酷な記念日』とすごいタイトルの両作品ですが、名作『何がジェーンに起こったか?』から続く
ブラックでエキセントリックな役どころをベティ様が嬉々として怪演されてます。すぐ廃盤になるかもですよ、必見!


●追記
田中真紀子という人に関して思ったことはもうひとつ。
よくあれだけ内容のないことを長々聞かせられるなあ、もたせられるなあということだ。
これは褒めてるんです。様々なレトリックや口調の抑揚、タメや小ネタをはさんで
ワンステージとして成立させてしまうその手腕、「話芸」としてはやはりプロだ。
なんで政治家などというものになってしまったんだろう。
早々に引退して政治漫談家になってほしい。楽しいだろうなあ。
しかしこの人、ムネオとか小泉とか「なめんなよこんちくしょう」と鼻息荒く戦える相手がいないと
舌鋒が冴えないから無理かもしれない。興味ないことからネタ作りできなそうだもんね、お育ちがいいから。


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