ヴィノスやまざき、大阪行脚、歌舞伎、最近のメモ雑記

 渋谷にあるワインショップ「ヴィノスやまざき」によく通っている。
週代わりで10種ほどテイスティングができて、軽いおつまみを楽しめるバーもあるのだ。
ここで美味しいワインを飲みながらボーっとするのが、私の最近の息抜きというか
至福のひととき……なーんて似合いませんね。スタッフが優しくて気取ってないのが何とも心地よく、
1杯500円ぐらいから本格的なワインを楽しめるの手頃さが嬉しく、足しげく訪れてます。
 さて最近のこと、テイスティングできるワインリストを読んでいたら……うーん,
ギャグなんだろうかマジなんだろうか、なんとも凄い一文があって大笑いしちゃいましたね。
飲みやすいスッキリとした白ワインのキャプションから。
「ピクニックや森林浴、渓流釣りなどアウトドアのお供にピッタリ」
ふんふん、それは何となく分かる。問題が次。
「キッチンドランカーのアペリティフとしても最適!」
えっ……ちょ、ちょっとちょっと! 思わず「ザ・たっち」やってしまいましたよ一人ワインバーで(笑)。
キッチンドランカーって主婦が家でアル中状態になってることでしょう。いーのかよ(笑)。
しかもアペリティフ(食前酒)……白ワイン飲んだあとも更に飲むってことなわけね……さすが商売人。
 と、ワインと接客だけにとどまらず文章まで楽しい「ディノスやまざき」、
渋谷・西武A館の地下2階で絶賛営業中。カウンターでひとりボーっと間抜け面して
飲んでるオッサンがいたらそれは私、かもしれません。


 えーっと、ちょっと先週から週末にかけて怒涛の毎日でした。ざっと記録がてら書き留めておきたいので列記。
●水〜金曜日:某週刊誌の取材でレストラン行脚。恵比寿「マッシュルーム」
山岡シェフの並々ならぬ料理に対する造詣の深さ、熱情に感激。本当に使い古された表現だけど、
少年のようなひたむきさで食材や調理について語るその姿勢……うーんさすが「ひとかど」は違うねえ。
「美味いモン大好き!」という何のてらいもない気持ちがストレートに伝わるお人柄、心打たれました。
その他にも入間市「ともん」三田「レスプリミタニ」五反田「越後叶屋」と取材。


●金曜日:画文家・大田垣晴子さんの誕生日パーティに出席。赤坂・「酒匠buri」にて。
結構美味しい居酒屋さんだった。飲み放題プランのワインやスパークリングも美味しくてまた行ってみたくなる店。
セイコさんの誕生日に出るのもはや3回目、今年は可愛いベトナムの伝統衣装を召されていた。
セイコさんの担当編集の方々がユニークな人ばかりでおもしろいなあ。ひょっとしたら彼らも
「お前がいちばんユニーク、っつうか変わってるよ!」と言いたいところかもしれませんが。笑
方向が一緒、ということで帰りにタクシー乗せてくださった新潮社のMさん、ありがとうございました。


●土曜日:大阪のレストラン取材。10:33発の新幹線内に乗り込んで、この日のために木曜に買わず
とっておいた「週刊文春」と「週刊新潮」を読む。新潮の池田晶子さんの連載が素晴らしくて、感心することしきり。「教育とはなにか」という大きなテーマを実に簡潔に、抽象論にならず看破されている。
水曜日、明後日まで本屋さんにあると思うので、興味のある人にはゼヒゼヒ読んでほしい。
 東京駅で買える全国の駅弁を集めたお店で「万葉軒 やきはま丼」を購入。
あさりの炊き込みご飯の上にサザエとハマグリがごろごろ並ぶ嬉しい弁当。美味しい。


こんなんです:


 そして京都駅まで爆睡。もし寝過ごせば私は岡山まで行ってしまうのだなあ。それもまたよし。違う。
降り立てば初夏のような気候の大阪、暑いぐらいの陽気。つつがなく取材を終えて、
夕方は大阪の友人と会食。ここでネタ拾いしておかなければ、と4軒ぐらいちょこちょこ周る。
お好み焼き「ひろかずや」串カツ「串や」など美味しい店に当たってご満悦。
しかしながらこの後すごい勢いで入稿しなければならないことを思い出すとイマイチ酔えないハクオーであった。
講談社のNさん冗談ですからね(笑)。帰りに滑り込みで見たのだが大阪・松竹座の十月花形歌舞伎
「染模様恩愛御書」(そめもようちゅうぎのごしゅいん)がとっても楽しく、見ごたえある
エンタテインメントに仕上がっていて堪能した。ひたすら楽しませよう、という演出に終始したのが良かったと思う。
これは別の日にジックリと改めて書きます。26日まで。


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