6万ヒット御礼!&「新・自虐の詩」(業田良家・著)がスタート!

まだ「ぼのぼの」やってるんだなあ

 こんにちは、松坂大輔の顔がドーにも若乃花に見えて仕方ない白央篤司です。まあそんなことどうでもいいんですが、この人って世間に好かれてたんですね、それが結構意外だった。嫌われてる、とは思わないけど特に好感を集めているようにも思えなかったので、ここへきてやれ「CMオファー殺到」という報道にはビックリしてしまった。交渉条件の際に盛り込まれたという、「ファーストクラス代」「メイド代」「専属マッサージ師への給料」だの何だの……契約条件への微細な要求を聞くにつれ……すごく下品な表現で申し訳ありませんが「ケツの穴のちいせえ野郎だなあ」とか思っちゃうのは私だけなんだろうか。一流メジャーリーガーの世界では当ッたり前のことなんだろうか。そんなの給料の中から賄うのが当たり前なんじゃないのかなあ……よくわからん世界だ。それに、それらが全部松坂の意向とも思えないし、なんとも不透明な世界なんですね。野茂とかイチローのときもそういう重箱の隅をつつくような条件ってあったもんなんでしょうか。なんだかなあ。 
 <参考資料>
 

 などと溜息混じりにはじめてしまいましたが、6万ヒット御礼です。
ちょうど先月15日あたりに5万だったのでつき1万ペース、なんとかもってますね。嬉しいなあ。最近はお便りを下さる方も増えて、本当に励みになります。中野さんのときに泣いたので2通来たのは笑ったけど。「恥ずかしくなんかないですよ」ってメール、嬉しいやら益々赤面やら(笑)。これからもお暇つぶしになれるよう書き続けられれば、と思います。どうかこれからもよろしくお願い致します。ありがとう。
 さて、今日はある漫画をネタにしてみます。


●「新・自虐の詩」(著者:業田良家
 呼ばれたような気がしたのだ。
いや、オーバーじゃなくてね(笑)。昔々その昔、この雑誌が「天才くらぶ」という名前だった頃からの読者なんですが、「まんがくらぶ」1月号(竹書房)をついコンビニで引き寄せられるように手に取ってしまった。森本裕美(「少年アシベ」の作者ね)が降りた頃から読んでないからなあ、5年ぐらいは経ってるだろうか。なぜかその日に限って見てみたくなったら……なっ、なんとっ!? あの大名作「自虐の詩」の新連載が始まってるじゃないか!
 現在文庫版、上下巻で出ているこの本のことについては、もう溢れんばかりの喝采が浴びせられている本なので詳細は省く。読んでいて途中までは退屈してしまうかもしれない。しかし下巻に入っていく辺りから、信じられないスピードとスケールに話が膨れ上がる。哲学というものが見つめている、「生きることとは」「愛とは」というテーマが何の曇りも無い作者の目によって多角的に描かれ、あらわにされていくのだ。そして作品のテーマを見つめ抜く上で、心の「曇り」をなくし切るために、作者が血を吐き肉を落とし、苦しみぬいた末に格闘して得たのであろう「真実」が、ポーンと示されてこの話は終わる。とにかく間違いなく傑作だ。まだ読んでいない人は幸せだと思う。
 そっ、その続編がはじまったなんて……! もう興奮して読みましたが、今回は近未来を舞台にした日常的な生活における、人間とロボットの話になっている。ある程度の分量がたまるまでまーったく評価出来ないけれど、とにかく月の楽しみがひとつ増えた。人気にかかわらず、長く続けてほしいものだ。そこに編集部の度量が出る。

自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)


●そして映画化まで
 この「自虐の詩」、なんと来年映画化までされるという! それに合わせて連載再開したわけでもないだろうが、公開までに単行本にしたいんだろうなあ。まあそんな編集者の思惑はともかく、この話、貧乏で不幸一直線の女・ユキエとその恋人でろくでなしの男・イサオのつかずはなれず、来し方行く末が描かれていくんですね。きっちりとした人間造形、そして脚本がなければ原作は絶対に超えられないだろうなあ。でも主演の二人が阿部寛中谷美紀と聞いてちょっと楽しみになってきた。(まあブスドブスと罵られて生きてきたユキエが中谷ってのもちょっと……という気はするが)
 来年が少し、待ち遠しい。
映画公式HP:http://www.shochiku.co.jp/jigyaku/


●一週間の記録は昨日の日記にはっ付けました。右往左往させてる方いたらごめんなさい。


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