映画『ママの遺したラブソング』

音楽もいいぞー☆

■「ママの遺したラブソング」

今日から公開のこの映画、うーん……私けっこう感動してしまった。ジョン・トラヴォルタ、スカーレット・ヨハンソン主演の非常にベタで、直球なアメリカン・ホームドラマ。すべてが予想通り進んでいくが、旬の輝きあふれるヨハンソンが圧倒的に素晴らしい! はっきりいって凡庸な話なんだが、それを魅力的なものに思わせちゃう。ご都合主義的な展開を、素敵な「映画の嘘」に昇華させている。すごいなあ!

 かつて栄えた都――昔日の華やかさが微かに残るという、ニューオーリンズが舞台。父を知らずに育った娘は突然の母の訃報に接する。実家に帰ると、そこには母の友人という二人の男がいた。母は「家は三人のもの」と言い残したという。そこからはじまる共同生活……。
 うーん、別にとりたてヨハンソンのことを知らない人、興味ない人もこれを見たら好きになっちゃうんじゃないだろうか。そのぐらい彼女はこの映画の中で輝いている。そこだけライトがあたっているかのよう、という使い古された表現がピッタリだ。私は久しぶりに「スター・ムービー」(オードリー・ヘップバーン的映画、という意味)を堪能した。
 トラヴォルタに関しては特に印象に残らないが、もうひとりの同居人、ゲイブリエル・マックは非常にセクシーな、それでいて清潔感のある俳優だった。今後が楽しみ。そして衣装デザイン、美術がとても優れた映画でもある。配色、色彩効果の洗練が素晴らしい。細部のいい映画はだいたい外れない。王道の青春映画がお好きな方ならおススメです。


公式HP:http://mamanolovesong.com/top.html


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