1週間の食記録

ドゥラモット

さかのぼって書いてますが、この週末は別府にいってました。アルゲリッチ音楽祭を検分するために行ったのですが、うーんいいところでした。すばらしい。またそれは別に書きますが、東京がその日24度だかやったら暖かい日で、「もう九州なんて半袖でいーんだろうなあ」とタカをくくっていったら、意外や東京のほうがあったけえでやんの。東京ってやっぱり温暖化というかヒートアイランドなんでしょうか……。土曜は恒例、自分のために食記録。


日曜:赤坂のとある豚・鳥焼肉専門店に入るが、あーくやしい、ハズしてしまった! お粗末な量と質に「ショバ代」というワードがこだまする脳内。そんな私の不承不承ぶりを知ったのか、鉄板から熱い油の玉が私の腕目掛けて飛んできた。あっちいいいい! すっごく痛かったがハートランドの500ml瓶が550円という大変良心的な値段だったので許す。食い友は中目黒時代のお隣さん・ハヤシ君と仲良し編集・マスコ。


月曜:家仕事、何か作る気力もなく近所の肉屋・広瀬屋のお弁当。ここのすき焼き弁当(並・650円)はヒジョーにうまい。肉とクタッと煮込んだ玉ねぎ、白滝に春菊、そして卵黄。小さい頃、ごちそうといえばすき焼きだった。なんだか最近はほとんど見かけないこの「ごちそう」が、私は好きでたまらない。


火曜:京橋「ラ・ポンヌ・ヌーベル」へ。日本舞踊の先生が「誕生日祝い」と誘ってくださった。前を通りかかって以来、「美味しそう!」という直感が働きいつか行ってみたかった店。特定のメニューはなく、「今日あるものはこんなんです」「じゃあ野菜をたっぷり、さっぱり食べたい」とかいうやり取りのもと、お皿を出してくれるスタイル。この日はエイやカツオ、ヒラマサなどをタタキにしたりポワレにしたりしていただきました。結構リーズナブルな店だと思う。先生、ゴチソウ様でした。
  

左:クレソンとトマト、食用ほうずきのサラダ。ほうずきってプラムのような甘さがある。
中:水だこのサラダ仕立て。ヒジョーに柔らかい。さっぱり。
右:カツオ、ヒラマサ、タイをそれぞれカルパッチョした3種盛り。


水曜:本当に果報者だと思うのだけれど、この日もバイト先のオーナー夫婦が四谷3丁目のワインバー「サッカバン」でお祝いがてらシャンパン「ドゥラモット」(キュヴェ・ブリュット)、ブルゴーニュのスターである、Marc Colin et son Filsのサントーバン(2003)をあけてくれました。「いいもの知らないとフードライターなんて出来ないでしょ」という思いやり、忘れません。美味しかったなあ。
 鴨を頂ました。手前は春の山菜・ノカンゾウのソテー。赤ワインソースととても合います。ソムリエである店長さんが作るのですが、プロ顔負けの腕まで驚嘆。


木曜・金曜:この日は前二日の贅沢を洗い流すかのように精進、家でうどんを茹でて食べました。ひきこもり仕事の日。
土曜:別府へ。これら九州メシについてはまた別途書きます。