1週間の心辺食雑記

　日曜日は恒例、自分のために記録的雑記。
A日:素敵に晴れている美しい日。太陽の優しい光や柔らかい風、穏やかな春の日、これらはなんてありがたいものなんだろう。自然、こころに喜びや嬉しさが湧き起こってくる。こういった美しい感情を、年々じっくりと噛み締めたくなってくる自分がいる。おばあちゃんが縁側でずっと佇んでいたのは、こーいう気持ちからだったんだろうか。これは……老化なのか？
　夜は西麻布にある最近のお気に入り、ブックラウンジ「テーゼ」でモヒートを頂く。ここはあらかじめ非常に細かくミントをクラッシュして出すスタイル、美味しい……。先日の私の誕生日を祝ってシャンパンを一杯ゴチソウしていただきました。店長のオガワさん、ありがとうございました。
　

B日：仲良し編集・ウメコとランチ。青山1丁目の「カフェ246」にて。それからP社に行き、ご挨拶。どうぞいい縁に発展しますように。渋谷の「ヴィノスやまざき」にてお勉強。シャンパーニュは「MONMARTHE EXTRA BRUT」その名も「COUP DE COEUR」、ひと目惚れという意味なんだとか。口に入れた瞬間、きめ細かい泡とスッキリした香りがまず広がる。飲み干せば旨味がしっかりと舌を覆い、綺麗な香りが鼻を抜けて、フッと消える。素敵なシャンパンだった。と、古めの「ザッツ・ワインガイド」みたいな文章に挑戦してみました（笑）。

C日：神保町のO出版社へヤボ用でお出かけ。その後、映画関係の古本専門店・矢口書店でずーっと昔のキネマ旬報やらプログラムやら物色。これが神保町での私のルーティン・ワークなのだ。夜は目黒の「CHUM　APARTMENT」へゆく。ここはタレントのちはるさんがやってらっしゃるところで、アート、ファッション、カフェ、バー、ギャラリーなど様々な楽しみ方ができるスペース。2階がイベントスペースのようで、現在「CHUM de　POP」というイベントをやっていたのでお邪魔する。オブジェやアクセサリー、英国海軍のアンティークやアジアン雑貨など面白いものたくさん。下のカフェ……というかなんだろう、レストランという硬い感じではないのだけど、いろんな食文化の好きなところ全部集めてみました！的メニュー。出てくる料理は（お寿司がメイン、うまい）本格的で、それでいて家庭的な部分もあり、面白い空間だった。アジアンも美味しいとの評判、また行ってみよう。
CHUMのホームページ：http://chum-apt.net/　

D日：半日ずーっとPCの前で書き物仕事。うーん腰が痛い……泳ぎに行こう。夜は西麻布にあるラム酒専門のバー、「タフィア」へ行く。南米各国から買い付けてきた珍しいラムが豊富に取り揃えられている。ラム……こんなに奥深く、そして味わいの違うものだとは。あああああ……けっこうな感動、そしてこんなに美味しいものを知らなかった自分がくっ、悔しい！ ロンリコとかマイヤーズしか知らなかったもんなあ……浅慮浅慮。クレオール料理、というらしいのだけれど、向こう独得の料理も様々で、珍しいものばかり。うーん、ワクワクしてきたぞ！　「ヤシの芽のマリネ」など、物のいい竹の子のような美味しさだった。そう、世の中には知らない楽しいことが死ぬほど残ってる。
　ヤシの芽

E：知り合いのパーティに混ぜてもらって、九十九里浜でバーベキュー。泊りがけで行ったので面白いことはいろいろあったのだけれど、ここに書き留めておきたいのは「向島」という浜辺のお店で食べたはまぐり色々。子供の手のひらぐらいある大きなはまぐりで、ああもう飲み込むのが大変……というなんと贅沢な悩み（いやみ？）でしょう。有名な店らしく、行列ができていて入店まで30分ぐらいかかったが、確かに美味しかった。アジやイワシの刺身になめろうなどを頂きつつ、早くも気分は初夏、いい陽気で極楽でごわした。素敵な旅に連れて行ってくれたKさん、Tさん、ありがとうございました。

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