一週間の心辺食雑記

マストロヤンニ

 日曜日は自分のために、今週1週間の記録メモ、「心辺食雑記」です。
■今週のものごと
1:初夏のような陽気の表参道にて、フード関係の撮影用小物がどっさりと揃うOなる場所へリースに行く。編集ナカガワさんのお供にて。3階立てのビルには上からチャイナ・和もの、洋物、小道具などビッシリ所狭しと置かれて迷っちゃうなんてもんじゃない。あーでもないこーでもないと言いながら2時間かけてセレクト。これは6月2週目に発売されるレシピ集企画の準備なので、また発売になったらお知らせします。
2:↑の企画の撮影。朝の10時から夕方5時まで、久しぶりの長丁場。
3:映画『マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶』の試写、京橋にて(トップ画像参照)。没後10年を記念しての公開で、6/30より渋谷文化村、ル・シネマにて。ファンならば間違いなく甘い追憶に酔える内容だと思う。彼の映画俳優としての道程が、若い頃から晩年に至るまでじっくりと描かれていく。段々と歳を重ねる彼の顔を見ていると、時を経て味わいが深まっていく革製品やパイプ、それもとびきり高級なそれをみているような気持ちになった。うーん……思いっきり偏見だが、この手の黒曜石のような男ってあんまアジアにはいないんじゃないだろうか。日本では歳を重ねた男には主に「素敵に枯れる」方面のみ尊重されすぎな気がする。


■今週の食
1:表参道の「ブラウンライス・カフェ」にて、温野菜と玄米のランチ。すべての食材を「何も足さず、何も引かず」というコンセプトのもと、昔ながらの製法による玄米、野菜、味噌などを使っていますといううたい文句の店。しかし言うほど野菜の甘味を感じられず、味噌汁の力強さもない。火の通し加減、調理が……うーん、素人さんって感じだなあ、ゴチソウしてくれた編集ナカガワさん、文句言ってゴメンなさい!
2:「FIRE HOUSE」のモッツァレラマッシュルーム・ハンバーガー。バンズもうまいし肉もいい。いつ食べてもおいしいと思うが、サイドディッシュのサラダ、ポテトにもう一工夫あれば最高。
3:銀座「ひょうたん」のうなぎ(並)をランチにて。活気ある店内と昔ながらのたたずまいは雰囲気たっぷりだけれど、ちょこんと小さなふた切れがのったお重には、白いご飯が見切れて物悲しいことこの上ない。これで1200円。味はまずくはないが、食べ終えたあと「くそー特上食いてー!」と欲求不満になること間違いなし。隣の特上は鰻でこぼれんばかりであった。ちなみに流石は銀座、並を頼んだのは私がいる間、私たった一人であった。無念なり。
4:昼間、試写帰りに最近よく寄るのが京橋のカフェ「ペンステーション」。まあ至って普通のカフェなんですが、なーんか気持ち良いんですね。今頃の陽気だと表の席も気分いいです。
5:近所の素晴らしき飲み屋、「彦や」にて友人うーたんと飲む。日替わりで色んなおつまみが供されますが、いずれもワンダフル……焼きアスパラのカニあんかけ、瓜とうなぎの三杯酢和え、若鮎のから揚げなどなど、それでいて至極真っ当な値段です。地元じゃないと行きにくいアクセスがまたいいんだ……近所にこんな店があって本当に幸せ。
1: 3: 5:

 
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