ZARDのボーカルが急逝、と思えば政界まで(当日改稿)

安らかに

 なんだか馴れ馴れしいが、いずみちゃんが……という思いに呆然としてしまう。「揺れる想い」がヒットしていたのは高校生のときだった。信じられない。顔は積極的に表に出さず、パブも意識的にやらなかったグループだった。だから今イチいずみちゃんの顔が思い浮かばない。ちょっとしたファンでもそんな人は多いんじゃないだろうか。
 だがそれでも、長いキャリアを誇れるだけの「声」を持っていたからこそヒットをコンスタントに続けられたんだろう。弾けるような心の「若さ」をリズムに乗せ、表現できる人だったと思う。私もたいしてファンだったわけでもない。最近の活動なんて殆ど知らないし、また正直に言って興味もなかった。しかしなぜか「揺れる想い」という曲を聴くと瞬間私は、高校生だったときの色んな思い出や、あの頃しか感じ得ないようなセンチメントが激しくフィードバックしてくる。
 まだ信じられない。坂井泉水さんのご冥福を心からお祈りします。


※追記:ZARDはグループなのか? という声があったので記しておきます。私もまったく詳しくないのだけれど、テレビの報道によるとサブメンバーがつくこともあったり、本人一人のこともあったりと流動的なグループ編成だったよう。ずっと固定でやっているのが泉水さんだけだったようで、ZARDというのは泉水さん単体とグループの両方を指す言葉だったようです。


 などとショックを覚えながら『ポルベール』というアルモドバル監督の試写会にいって帰ってきたところ、松岡利勝農林水産大臣の自殺の知らせがフト入ったお店のラジオから響く。ひとこと、驚いた。
 率直な感想を述べると「そんなに繊細な方だったなんて……!」というのが嘘偽りのない心の第一声だった。そして思う。死ぬほどのことだったのだろうか。そして思う。自ら選んだ行為だったのだろうか……すべては憶測だが、ひとえにそら恐ろしい。

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