菊うら、石ばし、先週の食雑記

花言葉は悲哀

 あんまり先週の雑記記録が長くなっちゃったので、今回は月曜日に食べもの記録を移動。自分の記録だけだと本当に天下泰平な感じだが、世の中のニュースは暗澹たるものばかり。社会保険庁のニュースなんて、耳を覆いたくなるような話ばかりだった。コマーシャルでは「ご心配をかけて申し訳ありません。いつでも電話でご相談下さい」とアナウンスが流れるものの、テレビでは電話相談に雇われた人が覆面で「1時間半の研修だけで実務にまわされ、分からないことがあって職員に回そうとすると『なんとかしのげ!』と言われて代わってくれない……自分だったら怒ってると思う」と告白したり……。赤ちゃんポストには早くも二人目の捨て子が。女子高生は学校のトイレで子供を産み落として見殺し……生まれても老いても地獄か。


 とまあ、似合わない社会派っぽいことはまた別に考える。先週のたべものを二つ記録しておきたい。
1:名店と評判の西新宿「菊うら」へ。本当に美味しく、居心地のよい時間だった。講談社のTさんにご相伴に預かる。いつもありがとうございます。夜は5000円のコースからだが、好き嫌いを先に確認してくれて、フレキシブルに対応してくれる。体調を崩していた私には嬉しい心遣い。すっぽんの茶碗蒸しがヒジョーに美味しい。刺身、焼物、煮物、どれをとっても素晴らしい出来栄え。これで5000円は安い……予約が全然取れないのも納得の内容。そして接客の良さもパーフェクト。しつこ過ぎず、それでいて「おもてなし」の心配りが行き届いていて、通いたくなるお店だなあ。


2:画文家の大田垣晴子さんと江戸川橋の鰻の名店、「石ばし」へ。これまたいつも遊んでくださって本当にありがとうございます。真夏のような日差しの下、お昼にテクテク歩いていく。こちらも大人気店ながら、接客の優しい応対振りが嬉しいお店。ここを推薦してくれたS社の編集Tさんの「予約の際にはお新香盛り合わせを是非……」というアドバイスどおり注文。あっさりとした漬け具合が鰻によく合うこと。上品な味わいのうなぎはもちろん、白焼きも見事。メニューはほぼそれだけ、という潔さにも納得のお味。座敷は落ち着いた佇まいで、日常と隔絶した雰囲気。お大尽になったかのような錯覚に、しばし酔いました。



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