雨の歌と小ネタ集

フリー・ソウルも出たばっかり

♪さんさ時雨か萱野の雨か……って誰も分かりませんね。これこそ梅雨、ってな風情になりました今日の東京、しとしと雨がずーっと降っています。こんな日はエラ・フィッツジェラルドとギターの名手、ジョー・パスによる「エラ&パス アゲイン」でもエンドレスにかけたくなりますね。そのまんま「RAIN」という曲がとってもブルージーカーペンターズのヒット曲「雨の日と月曜日は」をサラ・ヴォーンが歌ったバージョンもいいし、ディオンヌ・ワーウィックによる「雨にぬれても」なんかも久々に聴きたくなってきた。陽気なナンバーだったら「雨に唄えば」、ドリス・デイの「radio years」に収められた歌唱はバツグンの出来。元々はキャロル・ベイヤー・セイガ―の曲だったかな、「come in from the rain」という素敵な曲があるのだけれど、これは阿川泰子の「melodies」というアルバムのバージョンが最高。とても美しい音色を奏でるジャズ・ピアニスト、ローランド・ハナのオブリガートが素晴らしいの一語です。と、雨に関する歌を徒然なるままに書いてますが、今日は最近の小ネタ集を。

みんなのうた http://www.nhk.or.jp/minna/
アン・サリーが今「みんなのうた」で歌っているのですね! 「のびろのびろだいすきな木」という歌なんだが、いやー素晴らしい。以前もこの方紹介しましたが、ニューオリンズでお医者さんの勉強をしながら歌手活動をしている、という面白いプロフィールをお持ちの方。伸びやかなフレージング、優しく、それでいて甘ったるくない歌声、なんでこんなに魅力的なんだろう。ぜひ一度聞いてみてほしい。なんかスーッとしますよ。


○手段が変わっただけで
いきなり身もふたもない書き方ですが……先日うすら寒いぐらい面白くない日本映画を見た。やったら思わせぶりなシーンの連続。イメージ・クリップが延々と続くかのような展開。「素敵な画(え)」「スタイリッシュ(と監督が思っている)映像」がノンベンダラリと重なってはい、終わり。しかし、わかったことがひとつだけある。こーいう系列の映画を作る人々って、昔いた「駅で自作ポエム販売する青少年」と同じイキモノなんだなあ、ということ。うーん我ながら嫌味な書き方(笑)。(ちなみに私は高校生のとき一度新宿駅で「私の詩、買ってください」という札を下げた少女を見たことがある。キレイな目をしてらした)自らのポエジーな世界をどうやったら「作品」(客観性のあるもの)「商品」(エンタテインメント性のあるもの)にできるか、そこを考えない「鈍感力」が、私には耐えられないのだ。


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