15万ヒット御礼+宝塚と父の本棚

本拠地

 先日、宝塚に詳しい友人と話していて興味深い話を聞いた。今日はそれを枕に。
 とある銀行の話。預貯金をしてくれた人に配る販促カレンダーのモデルに、さるトップスターをモデルに起用したところ、いきなり預金高がグーーーーーーーーーーーンと上がっちゃって、しかも関西地区の銀行トップランキングに入っちゃうぐらいの伸び率を見せたんだとか。うーん……関西の「ヅカ命!」な奥様連がこぞって「メインバンク変えるわ!」「こうしちゃいられない!」と息巻いたんでしょうね。そう、ヅカの本拠地である兵庫、そして京都・大阪の宝塚ファンというのは本当に凄い。私の周辺にも少なからずいるが、その追っかけぶり、好きなスターのレアものアイテムを集めるときた日にゃ「血道をあげる」という言葉の意味も分かろうというもの。
 ていうかここの銀行の営業、悔しいだろうなあ。コツコツと歩き回ったりして頑張ってきた成果が、一夜のうちに「カレンダー一本」に負けてしまう。私はうちの父・カズヒサが保険の営業をやっていたから、「ひと契約取る」ということが、すっごく大変で、血の滲むような思いを伴うもの、というイメージがなんとなくあるのだ。父の本棚にはいつも「本気で人の心を動かすには」「部下に信頼される上司が守る10ヶ条」みたいな本がズラーッと並んでいた。それを見て私は「こんな面倒くさそうなもの。読まなきゃいけないのか、営業って」などと子供心に感じ入ったなあ。父だけなのかもしれないけれど。そう……カズヒサの愛読誌は当然のごとく「プレジデント」で、私が最初に覚えた文庫名は「PHP文庫」。それらの本のタイトルや帯の文句を読んでいた私は、徳川家康とか武田信玄というのは「歴史上の偉人」というよりも「ビジネスモデルの先生」「よく知らんが、ある種のビジネスマンにとっては神」という人達なんだな、という認識が出来た。そうそう、トイレにもよく「怒るな叱るな、身で示せ」みたいな「今月の訓戒」が貼ってあったり、たまに父の会社に遊びにいくとドラマに出てくるのと一緒の「成績棒グラフ」とか「打倒! ○○会社」みたいなお習字が貼ってあったのを思い出す。営業っていうとそんなひどく「めんどくさそう」で「しんどそう」で、「とにかく私みたいなナンパにゃ務まらない」というイメージなんですね。そんな大変な思いをしてらっしゃるのに、たかだかカレンダーに……(しつこい)。「うちら大して必要ないんすかねー」「ヅカのモデル契約、他社に取られない営業したほうがいいっすねー」なーんて空気が流れていないかどうか、人ごとだけどチョット心配。はい、余計なお世話。
ちなみに15万ヒット超えました、いつも読んでくださる方のおかげです。どうもありがとうございました。

なんか宝塚っぽいイメージを探していたらこの写真が目に留まりました。下の左の人がなんていうか……「日出郎」にしか見えない。なんという失礼なことを。あ、多分日出郎がマネしているのか。
<参考資料・日出郎>
 ご本人のホームページのトップから頂きました。「ニュース」の欄には「日出郎、本八幡で踊っています」との文字が。今、本八幡が熱い。


○今日は何の日
9月か。本当に8月は暇であった。ジッと家にいると怖くなってくる感覚、面白いとしか思うほかない。あはは。そんな気持ちを慰めるかのように漫画家・安彦麻理絵さんから電話がかかってくる。嬉しい。先日あのスペイン坂ラジオスタジオ・デビューをカヒミ・カリィと果たしたという彼女とお喋りを楽しむ。もうこれで彼女は映画・テレビ・ラジオ・映画・舞台と全マスコミを制覇している……。ネットで知ったが、林家こん平の高座復帰のニュースが。めでたいなあ、よかったなあ。この人の「チャラーン」には懐かしの「海老一染之助・染太郎」に通じる「なにがなんだかわからないが、ともかくも、めでたいっ!」というホガラカでプリミティブなおかしみがあって好きだ。いつまでも、お元気でいてください。


○お知らせ
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