「いきもの地球紀行・中尾ミエ」

シャーーーーーッ!

 みなさんもご存知かとは思いますが、世界には「有毒植物・有毒生物」というものがおります。
 有名なところでは、トリカブト、ベニテングダケとか、トラフグ、コブラ、などなど。ご存知ですかカモノハシなんてのも有毒生物なんですよ。だからどうした。あ、どうでもいいついでに、よく毒の強さを「0.1gで人を250人殺せる」などと表記されますが、あれっていったいなんの参考になるんでしょうね。
「お義母さま……昭和ヒトケタにしては体大きいから0.02mgぐらいかしら……」
 とかなんとか、行き詰った主婦がレシピ上の参考にしたりするんでしょうか。しない。
 さて、みなさんもご存知のように、芸能界にも有毒植物・生物は多々おわします。植物でいうとその代表格はもちろん「平日1:20の有毒タマネギ」こと「クロヤナギテツコ」ですね。特に「若手芸人」には強い毒性を示すといわれ、開口一番「あなた達って面白いの?」「何かやってみせてくださる?」という強い毒物を噴射します。
 前置きが長すぎますね、さて、有毒生物の代表格といえば「モトナベプロ科・シラガドクガエル」こと「ナカオミエ」に他なりません。トップ・オブ・ポイズン。その有毒性は芸能界の「コモドオオトカゲ」こと「ワダアキコ」さえ一発で硬直させるとか。おおこわ。先日、そんなナカオミエの生態に迫った「いきもの地球紀行」のような素晴らしい生物ドキュメントが放送されていました。「いつみても波瀾万丈」っていうタイトルなんですけどね。


 この番組、いつも画面のすみっこに「小見出し」が出るんですね。その人生の折々によって「甘えん坊だった少女時代」だの「三日徹夜は当たり前のデビュー当時」だのなんだの。ここからしてナカオミエは違います。
「毒舌キャラは生まれつき」
「毒舌娘恋愛記」
「マネージャー残酷物語」

 こんなんばっかし。「当時のナベプロのマネージャー、全部付いてはやめさせて一巡しちゃった」などという事実を「きゃは」といった口調で仰ってました。
「大学出をまず潰すの。この世界、大学なんて出たって何の役にも立ちゃしないんだから」
 というのがデビュー当時の彼女の哲学だったそうです。いったいどんな苦労を……。


 しかし懐かしのVTRに出てくる10代の彼女は本当に無邪気で可愛らしい! デビュー当時は渡辺社長の家に「梓みちよ」と共に住んでいたのだとか。美少女2人!! 「同い年頃の娘さん3人で、どんな話をなさっていたんですか?」 これまた無邪気に尋ねる福留にミエの一刺し
別に……仲良くなかったですからねえ……
 シャーーーッ! ほらね油断していると毒牙剥いてきます、3メートル以内に入っちゃいけないのです。


梓みちよ中尾ミエといえば『犬猿の仲』で有名ですからねえ……」
 中尾さんはシミジミそう仰いました。犬猿なんて身近なスケールで収まりきるものでしょうか……おのずと中国の「龍虎図」などが目に浮かんできます(絵参照)。ま、そんなことはともかく「梓みちよ」という人も相当な有毒生物です。かつて「さんまのまんま」ではホロ酔い気分も手伝ってか、ちょっと気に入らないことを言った明石家さんまシャンパンという名の「毒液」を思いっきりぶっかけたのが忘れられません。しかも2回も。結構マジ切れのさんまに「ごめんね」も言わなかった勇姿が目に焼きついています。海洋生物に強い毒性を示すようですね。さて、この後番組は「梓みちよさんからミエさんにVTRコメントを頂いてます!」という展開に。何を考えているんでしょう日テレ、第三次世界大戦を引き起こすつもりでしょうか。


「ミエさん、本当は仲がいいんでしょう?」さっきの一撃で懲りなかったようです福留、まだ喰らいつきます。
「だから、悪くもないけど良くもないのよ」「会っても目は合わさないしね、あの人とは」
 人間関係の的確な表現がここにあります。そして梓みちよも開口一番、
全然仲良くないから、あの人のこと言えっていわれてもねえ……
 完全にネタ合わせしてます。そしてさらに
「彼女の自然体が羨ましい、シワも白髪も出しっぱなしで
 アハハ、これ嫌味じゃないのよ、と続く毒の花道……もうお腹いっぱいです。不敵に黙って笑顔で聞くミエ……ま、こういう「小競り合い」を楽しめるのが大人ってものですね。
 この後も、アメリカでクラブ・シンガーをしていたとき、余りにも物騒な地区にアパートがあったもんだから「マネージャーを裏に呼び出して、『財布出して』って言って入ってるお金全部取ったんです。これで引っ越すからね、って」だの「もうこの歳になって我慢なんてしたくないじゃない、ねえ野際さん、そうじゃない!?」だの名言は数限りなく……最後にこの一言でシメたいと思います。
「何せヒット曲ないですからね私、あの手この手で生き延びてきました」
 これからも毒ある限り、生き延びてください。タルラ・バンクヘッドというアメリカの往年の大女優はその「キャンディッド」(正直さ)ゆえに大衆に愛されたと聞きますが、まさにこの方の魅力はそこですね。ブラボー!


○今日は何の日
相変わらず秋日。涼しい。来週は残暑が戻るというが本当か。仲良しのご近所友達が家にやってくる。私はレンタルよりも、180円ぐらいで売ってるセルビデオを買うことが多いのだけど、もう見ないものを興味あったら持っていって、と頼むも「ビデオない」「ビデオつないでない」という発言多数。そういう時代なのですね……私は旧作でビデオしかないものとかを見る事が多いので、ビデオは欠かせないのだけれどなあ。今日もアッコは朝青龍に吼えていた。ある意味「偉いな」とすら思ってきた。あれだけネットで「お前がいうな」と誹謗されても自分を変えないのは立派だ。そこがネットで匿名で書く人は許せないのだろうけれど。


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