ピアニスト・小菅優のベートーヴェン

9歳デビュー24歳!

 今月の9日に放送された「題名のない音楽会」のことを書きとめておきたい。この日は出光音楽賞受賞者による演奏だったのだが、中でも小菅優ベートーヴェンが素晴らしかった! ピアノ協奏曲第2番の一部が流されたが、美しい毬が転がっているかのような典雅さに溢れていて、実に「幸せな」演奏だった。
 彼女の演奏は、まこと楽しそうで、シンプルにハッピーだ。それが私にはこころよい。失礼な例えかもしれないが、「雪やこんこん」に出てくる仔犬のような趣きを私は彼女の音楽に感じる。
 無垢な存在が雪と戯れ、駆け回っているような、ナチュラルな躍動感があるんだなあ。このピアノという不思議な美しいもの、そしてピアノから再現されるベートーヴェンの音楽に、小菅優というピアニストがワックワクしながら、鍵盤の上を雀躍しているかのよう。それはよく使われる例えでいうと、「音楽に遊ぶ」ということだろう。
 もちろん、音符の一つ一つ、細かいフレージングのすべてに指示を受け、鍛錬を重ね練習してきた結果だと思う。しかし、そんな堅苦しさ、苦労のあとをまったく感じさせない素敵なベートーヴェンであった。このスポンティニュアスで天国的な特質が、古典以外のロマン派、近代ものにどう活かされるのか、注目していきたい。


小菅優オフィシャルサイト http://www.yu-kosuge.com/yu-japanisch/index2.htm


○今日は何の日
引越し先が決まらない。それがストレスになっているのか、眠れない……悶々と寝ようとしては失敗してまた起き、部屋だけが片付いていく。寝ても浅すぎて寝た感じがしない、という不思議な毎日です。こーいう浅い眠りのときに見る夢は面白い。やたらリアルに欲望や心配事が反映されたりする。私はもうすでに一度夢の中で引越しを終えている。あの夢に出てきた引越し先は日本のどこにあるのでしょう(BGM:山口百恵いい日旅立ち」)あと、つけっぱなしのテレビの内容が夢にリンクしてきたりもするんだなあ。私は最近夢の中で「とくダネ!」に2回も出演している。先日など笠井アナに「そんなに噛むんじゃないよ、アナなって何年目?」とえらそうに説教をしていた。うしろで佐々木恭子アナがいつものように冷笑していたのが嬉しかった。ブログのタイトル「白昼夢日記」に変えようかな。「夢千代日記」みたいで素敵……なわけないか。


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