ネットレス デイズ

名言「お名刺くださいますか」

 みなさん、お元気ですか。そして今でも、読んでくれるといってくださいますか……。などとごく一部の人しかわからないボケからはじめましたが、いやーもう滅法トラブってますネット環境整備。何日も更新しなくて、いつも読んでくれている皆様ごめんなさい!!       
 私はKDDIの「ひかりネット」というプランを申し込んでいたのだけれど、これがまあ……ややこしいったらありゃしない! 確実にこの一件で私の寿命は35日ぐらい縮んでしまった。それほどにシチ面倒臭く、煩わしい。そして恐ろしいことに……この問題はまだ片付いちゃいないのだ!


 「ひかりネット」というものは、新居に光ファイバーのケーブルをつなぐ工事さえすれば、またすぐにメールも電話もできるものだと私は思っていた。そんな浅はかな私の思惑をあざ笑うかのように
「まずですね、一度契約を解約してください。そして、新たに新住所からのお申し込みをなさっていただけますか」
 KDDIのオペレーターがサラリと言う。何を言ってるのだこいつは。せっかく捕まえた客を逃がすような真似をする商売人があろうか。もしかしてネット産業ってお役所みたいなスタンスなのか? 今のアドレスやメール設定はそのままに、ファイバーの工事だけして終わりってわけに何故いかないのか。
「アドレスの継続はできます。しかし、新たな契約をしていただくほかないんです」
解せない。どうしても納得がいかなかったが、「ひかり」を続けるならその方法論を選択せざるを得ないのだという。新たに何もかも登録しなおして、設定もイチからやり直し。ああ、なんて面倒臭いのだ! そして最低でもファイバー開通工事まで4週間はかかるのだという。そんな……フリーライターにとって死活問題ではないか! なんとか早くできないの、頼むよ!!
いろいろ、抗ってみた。オペレーターはさぞかし迷惑だったと思うが、「できないものはできません」という内容の一点張り。忍び難きを忍ぶほかないということが、分かった。以降4週間、クライアントのオフィスでPCを借りたり、ネットカフェやフェデックスで原稿を書いたりしてなんとか繋いできた。(その間にご迷惑をかけた編集の皆さん、どうもすいませんでした! 特にオフィスにお邪魔したナカガワさん、カヤマさん、ごめんなさい!)いちいち家で書いた原稿をロムに落として、ネットカフェからホットメールで送るライター……あやしさ百万倍である。原稿を送って、それを読んだ編集さんからのチェックや要望が電話で来る。そしてまた1時間後ぐらいにネットカフェに現れて手直しして送って帰る私……カフェの店員さんもさぞかし「なんだこいつは」と思っていたことであろう。
しかし、とうとうその日はやってきた。マンションの前にバンが停まる。ドアを開けて降りるのは、ケーブル片手に青いつなぎの作業着を着たあいつ! その瞬間、頭の中でSMAPが「♪ウェールカムよーおーこそ〜」と歌いだす。ようこそ我が家へ! すばらしくテキパキした勢いで接続の工事を始めてくれる。長かった……ようやく家がオフィスとなる。嬉しいなあ。黒川紀章のことや神田うののことも書きたかったんだよなあ、などとシミジミ私は考えていたとき、開通作業員がいった。
「ここ、ケーブル開通は出来ませんね、立地条件的に」
いろいろ、抗ってみた。しかし……耐えがたきを耐えるしかないことが、分かった。なんだかよく分らなかったけれど、建物的にファイバーを引っ張ることがダメな物件なんだそうだ。あは、あはは……苛立つ気力も、もうなかった。カラオケ行きたかった。歌いたかった。仕事だった。
 かくして私は、今「ADSL」をNTTに申し込み中である。そして今、仕事の空き時間に大阪のネットカフェでこの日記をつけている私。もうしばらく、ネットカフェ通いが続きそうだ。絶唱したい。


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