告知と日々雑感・２

　そして更に間抜けなタイミングでのお知らせですが、現在発売中の「おとなの週末」（講談社）でお仕事させて頂きました。随分発売日から日にちが経ってしまった……。お蕎麦屋さんのチェーンを今回は取材、ざっといろいろなチェーンを食べ歩きました。結構あるもんですね、世の中に蕎麦チェーンって。取材をするまでは個人点に適うべくもないかな、と偏見を持っていましたが、なかなかに美味しく、食べ甲斐のあるもので驚かされましたねえ。ぜひぜひ、読んでみてやってください。今日も日々雑感を少し。
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　先日、地下鉄に乗っていたら沢口靖子が飛び込んできて驚いた。「あなたのポットは使いやすこー!?」と激しく聞きたかったが、やめた。「次は新横浜」だの「リッツでパーリィ」だの懐かしCM（この言葉を知ってる人、もう若くはありませんよ）のフレーズがドンドコ脳内に出てきて驚く。「痛快OL通り」だの「結婚物語」だの思い出してきたら懐かしい、（恥ずかしい言葉だが）甘酸っぱい気持ちが充満して、笑った。
　女優さんとは到底思えないような地味な、市井の人々の服装だった。パッと目が合わなかったら、気づかなかったろう。辺りの人は全然気がついていなかった。「女優スイッチ」というのは入りっぱなしな人と、点け消し自在の人がいるが、彼女は後者のよう。ただ、肌はまさしく陶器のように美しかった。私が小学低学年の頃に「竹取物語」「姉妹坂」を観たのだもの、若さというか、若い感じは驚異的と思うが、ここまで「むすめ感」が残る個性が驚かれもマークされることも「あまりない」、というのがこの女優の一番のワンダーだ。

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