ラーメンな日々

スネオと同じ形の口

 と、書いてすぐに
「デブまっしぐら」
 というフレーズが頭に。しかしまあ事実として、最近とり憑かれたようにラーメンを食べている。食べ続けている。どうしたものか……小池さんの霊でも降りてしまったのだろうか。「北条きく子」とかに除霊を頼んだほうがいいのであろうか。


 うーん……除霊といえば私はいつも思い出してしまうシーンがある。それは「うしろの百太郎」でのひとコマ。
「淫乱な霊にとり憑かれた女が北条きく子に除霊される」
 と、いうもので、当時篤司7歳。
「男、男がほしい!」
 とか叫ぶ女を懸命に除霊するきく子(汗だらけ)、見守る弁慶みたいな格好のつのだじろう(これまたなぜか汗だらけ)、のたうちまわるパイオツもろ出しの女(もだえまくり)。


 変だ。変すぎる。しかしそんなエログロ・オカルティズムが、子供文化にまで侵食していた時代だったのだ。ってなんでいきなりこんな話に……。とにかく、仕事がらみもちょっとあるのだけれど、最近食べたラーメンをちょっと今日は記録的に残してみたい。このイントロ食べ物記事に最低ですね。


1:神泉の「うさぎ」


「カツオーーーーーーーーっ!」と怒り狂うサザエのように叫びだしたくなる旨味濃厚なスープ。このネタ前も使ったな。それでいてとっても上品な後口、全然オイリーじゃなく、スッキリ軽くて好みの味。ただそれを、インパクトの弱さと思う人もいるだろうし、細い縮れ麺も物足りなさを覚える人もいるだろう。だがこの家庭的で、女性的な味が私は好きだ。


2:渋谷の人気ラーメン店「はやし」


11時から3時ぐらいまでしかやっておらず、しかもスープが売り切れると早じまい。私、ここに縁がないようで、一度2時半に行ったら「スープ売り切れ御免」の張り紙、そして今度は11時半に行ったら「臨時休業」……あのとき火種と乾いた紙をもっていたら今頃私は渋谷警察署に……さておき、三度目の正直でようやく入れた。スープが出すタイミングで熱すぎる点を除けば、濃く深いスープ、歯ごたえシャッキリした面のバランスともによくて、美味しかった。が、油膜が厚過ぎて私は苦手。お酢もないのでそのまま食べるしかなく、オイリー苦手には向かないかも。


3:渋谷「長崎飯店」のちゃんぽん


道玄坂、ちょっと隠れたところにある店。フツーの街の中華屋さんだが、ちゃんぽんと皿うどんは本当に美味しい。渋谷のど真ん中でこんな店がひっそりある面白さ。カキのコクが活きていて野菜たっぷり、ゲソもたっぷりでスープがうまいのだ〜。


4:木場・「吉左右」のつけめん


ひとこと、たまらん! 冗談じゃなく、おかわりしたいぐらいのうまさ。これについてはまた改めて報告します。


5:神泉・「砦」のとんこつラーメン


香りは濃厚ながらあっさりした意表をつくスープに驚く。これが本場の味なのかなあ。きちんと旨みはあるので満足できるのだけれど、もう一度食べたいと思わせる麻薬性に欠ける。


○註:北条きく子
もともと東映映画華やかなりし頃の女優さん。桜町弘子とか丘さとみの後輩なのかな。もともと霊感少女だったようで、女優を辞めてすっぱり霊能者になった。つのだじろう先生に言わせると、日本でも有数の優れた霊能者なんだとか。いまでも北条霊峰という名前で活動していらっしゃるようです。霊峰先生、私は小池さんの霊がついているのでしょうか。「単なる過食症です」と言われるだけでしょうね。



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