2007年映画ベストテン

愛称:アッキー

 こんにちは、安倍昭恵さんが「(主人は)政治家ではない方がいいかも知れません」と書いたのにビックラこいている白央篤司です。
現在発売中の週刊新潮の手記ですが、随分と率直な方ですね……聡明とは思いませんが。なんと「主人も私も、参院選ではそんなに負けるわけがない」と考えていたそう。嫌ですねえ……何が嫌って、その内容じゃあない。これを読んで「夫婦揃ってKY」とか書く人多いんだろうなあ、と予想されること。私は「KY」という言葉をイージーにつかう人がドーにも苦手だ。精神的な「田舎者」だとすら思う。その理由は一昨日のブログでも書いた、池田香代子さんのエッセイを読んで下さい。
と、他人のふんどしでお茶を濁してますが、今日は今年の映画私的ベストテンを。

■白央的2007年映画ベストテン
1:『イカとクジラ
2:『フランドル』
3:『13 ザメッティ』
4:『サン・ジャックへの道
5:『街のあかり』
6:『今宵、フィッツジェラルド劇場で
7:『クイーン』
8:『ラッキー・ユー』
9:『インランド・エンパイア
10:『魂萌え!

 どの作品もこのブログに感想をつけているので、詳しくは検索してみてください。1位、本当は去年の12月公開なんですけどね。でも好きなんだなあ、この作品。「離婚と子供」というテーマを見事に描いた佳編だ。2位には圧倒的に打ちのめされた。人間論と「愛とは」ということをまっすぐに見つめて、答えまで出している。3位は何の予備知識も持たずにとにかく観てほしい。4位、これがはじめて気軽に「お正月休みにいかがですか?」と勧められる映画かも。あたたかーい気持ちになれます。5位、これまたいきなり暗くなりますが、不思議に魅力ある主人公、そのバイタリティに救われる。6位、ロバート・アルトマン亡くなったなあ。今年はアントニオーニとベルイマンも亡くなってしまった。7位、ブレアを演じた人が巧すぎて笑える。あれ日本だったら大変だわ。まあ企画自体無理だけど。8位は直球で大好きなんだなあ、ドリュー。11位に『デート・ウィズ・ドリュー』も入れておきたい。9位はおススメしません、絶対に観ないように。はい私言いましたからね、やめとけって。でも私は好きだ。起きたまま夢を見られることなど滅多にあるものではない。最後は日本映画。大人が主演の映画がもっと出来ますように、という願いをこめてランクイン。

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