週刊現代「スペインバル特集」発売中!

小池栄子さんを目印に

 本日発売の「週刊現代」3月1日号に、企画・取材をしたスペインバルの特集が掲載されています。
 東西6件、「新デートスポット」という観点から記事をつくりました。いろいろあれこれ、少しずつ楽しめるのがバルのいいところ。タパス、ピンチョスといったおつまみと一緒に飲むワインはまた格別。ぜひ読んでみてくださいね。古市和義さんの写真も素晴らしいです。今日もおとといのように、最近のあれこれをつらつらと。

○その後の市川崑
 今日の21時からTBSではリメイク版『犬神家の一族』を、BS2では『細雪』を放送。『犬神家……』を観たが、うーん予想通り、というか不覚にも泣いてしまいました。
 ラスト、石坂浩二扮する金田一が去っていくシーン。犬神の人々に別れを告げるかのように、ひとり会釈するんですね。なんだかそれが、市川監督自身のカーテンコールのように思えて。その瞬間、プワーーーッと何かこみ上げてきたというか。私、あろうことか歯を磨いていたんですよ、涙を「我慢しなきゃ!」と思ったのがよくなかった。泡だらけの唾液が口にたまりにたまっちゃって。もう限界と「グハッ」と吹いて、トレーナーを白く汚しながら泣いていました。誰なんだ俺は。トドメがクレジットラスト。「監督 市川崑」の文字に続いて「完」……。ああ、本当に、ほんとうに、終わってしまったんだなあ。そう思うとまた涙が出ました。遺族か俺は。そんな好きだったっけ崑……好きだったのか……。歯磨きのシミが取れません。洗濯しなきゃ。

 
石坂浩二:これだけの当たり役に出会えた役者もなかなかいない。彼は俳優というにはいろんなことが出来すぎる人だが、バランス的に金田一シリーズは本数、期間的にもちょうどよかったろうなあ。主演、主演女優の相手役という大役よりも、脇役が実にいい。市川作品なら『おはん』のいやらしい男も悪くないが、『竹取物語』の帝(みかど)など絶品だと思う。思いっきり人を見下すような役をやらせてみたい。


ルー大柴じゃないけど

新『犬神家の一族』で深田恭子演じた旅館の娘。この演技を見ていてひとこと、「なんて見事なスティック読み……」というフレーズが脳裏に。坂口良子はよかったなあ。


○あらためて礼賛
 今回一番思ったのは、前作の犬神小夜子役「川口晶」ってうまかったんだなあ、ということ。
 上手、というより、ハマリ役だったんでしょうね。新作の方も中々のものだが、やはり晶が素晴らしすぎた。
 なんといっても、「絶叫顔」が素晴らしい。屋根裏で兄の死体を見つけるシーン、あの絶叫顔は映画史的にも最高レベルといっていい出来(写真右・楳図かずおのイラストみたい)。
 

○いきなりくだけておバカmemo
先日、わたくしの午前中の友、日テレ系「ラジかるっ!」に香田晋が出演。随分前から「中山秀征に激似」という評判だったが、いやー似てますね。この日はいつもの「ランニング+ねじり鉢巻」といういでたちじゃなく、中山と同じスーツだったので尚更。もともと西原理恵子が「区別つかん」と書いてらしたが、ごもっとも。


○今日は何の日
ずーっと原稿書き。明日入稿のお店がいきなり取材NGに。しかし全然慌てない自分にちょっと驚く。「スレたなあ」と思う冬の日。今日もアクアビクス。しかし消費カロリーより全然オーバーしてる毎日なので痩せやしない。ただ単に「デブ→固太り」への移行を一生懸命やってるような気がする。


○お知らせ
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