エディソン・チャンから思う「流失罰」について

諸刃の剣

 エディソン・チャンの一件って、世間一般的にどう思われてるんだろう。このセックス・スキャンダル自体よりも、世の関心がどこにあるのかが私は気になってしまう。
 このニュースを聞いて、あなたは最初に何が胸に浮かびましたか? 
 女優やスターの私生活、セックスライフに思いを寄せた人、パソコン管理の問題、そして技術者たちのリテラシー守秘義務、永遠にネット界に存在するであろう画像、その恐ろしさ……最初に感じたことが、その人の社会的関心事、ひいては性格までを反映してる気がする。

○被害者は誰?
この事件って……一番悪いのは修理工でしょう。責められるべきはそこじゃないのか? 「なんという卑劣で恥ずかしい男だ、その会社の責任者から全部謝罪しろ!」というムーブメントには現地でなってないのだろうか。別にエディソン擁護するわけじゃないけど……写真撮らせた女の人だって、嫌々撮られたわけじゃないのだ。


○エロ画像は「借金」と一緒
「芸能人がパソコン修理に出したら、中のもの見られるの当たり前じゃん! そして悪用されちゃうよ、バカだねえ」こーいうスレた意見が主流なんでしょうね。
 ひとこと、嫌な時代。
 よく「貸した金(本・CDなど、ここの名詞は様々)は、あげるつもりで貸せ」なんていいますが、これからの時代「撮られたエロ画像は、流失するつもりで撮らせろ」という時代ですね。いい世の中。


 すごいよなあ……すごいよ。何十億人かの目に付くところに、中傷ビラを貼ったのと同じことが出来ちゃうんだもの。ポンとアップロードするだけで。ただ、言葉もない。
 何百枚かの中傷ビラを、文章を書き、お金を出してコピーして作って、人目も気にせず貼って。そうしてまで、相手を怨み、貶めようとする人のほうが……まだしも「人間的」だと思う。誤解を恐れずに書くけど。そこまでいけば、修羅だもの。修羅もまたひとつ、人間の形だ。しかし修羅でもないのに、修羅と同じことをしてしまう。鬼にもなっていないのに、鬼の所業。


 うーん……もう極論しか出てこないが、いっそのこと「ハムラビ法典」とか復活させるしかないんじゃないだろうか。ネット流失させた者は否応なしにネットで服役。一日中牢獄の中をネット中継。当然トイレも隠しようのないアングルで撮影。お笑い芸人がジェットコースターで付けさせられるようなカメラ付けられて、労働からシャワーまでノー・プライベート。まあ冗談ですが、そのぐらいじゃないと抑止力ない気がするこの頃。


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