打ち間違い・つぶやき日記
朝から仕事のメールを打っている。
たくさん、打っている。
気がせくと、つい打ち間違いをしてしまう。「編集と打ち合わせ」と打つべきところを、「偏執と打ち合わせ」なんて打ち込んでしまう。「チッ」と思って打ち直せば、今度は「変種と打ち合わせ」なんて打ち込んでしまう。
編集→偏執→変種。
編集・ナカガワさんの顔が、心の中で思いつめたストーカーみたいになったり、いびつなキノコみたいに七変化していく。急いでメールを送らなきゃと思っていても、なんだか、おかしい。
ちなみにナカガワさんは、来日したペネロペ・クルスに「you’re cute!」と褒められたほどの人です。一応、彼女の名誉のために。
この手の間違いで一番怖いのは、気づかずに送ってしまうことだ。以前、編集の方から突然「こんにちは、嘘つきの白央さん」とクスクス笑いながら電話を貰ったことがあった。
私はメールの見出しに、「ライター白央です」と書くことがままある。そう、打ち間違って「ライアー白央です」になってたらしいんですね。あながち、間違いじゃない。
こんな小さなことを書きとめておきたくなった早春の雨の日。東京、肌寒いです。
○付記
ゆるんだ蕾を引き締めるかのように、冷気ただよう午前中でしたが、昨日の夜に桜の花を見つけました。渋谷・神泉の小さな公園にて。綺麗だなあ、と思うよりも、うっかりものだなあ、という感想のほうが強かった。写真は特に意味がありませんが、今日の午前中にかけていたCD。マリア・ジョアオ・ピリスの音は雨の日に合う。
○おくやみ
『イングリッシュ・ペイシェント』『リプリー』の監督、イギリス人のアンソニー・ミンゲラが急逝、54歳。死因は明らかにされていない。一昨年に『こわれゆく世界の中で』というメロドラマを発表していたが、私はどーにも最後までキャスティングの趣味が合わない人だった。ジュード・ロウがジュリエット・ビノシュに籠絡される……これは「映画」ではなく、リアルな「ドキュメント」だと言い聞かせて観たのも今は昔。安らかに。
○お知らせ
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