カロリーナ相似形〜世界フィギュア2008より

浅田真央

 素晴らしかったですね、浅田真央ショートプログラムの演技!
 感情表現の豊かさ・濃さが昨年とは嘘のように、違う。合わせていたのはヴァイオリンの曲だったが、弦楽器的なうねり、扇情的な曲想にマッチした演技を見せていた。
 ステップシークエンスっていうんでしょうか、ジャンプやスピンといった派手なワザではなく、エッジワークというのか(大した知識がないもんで……スイマセン)、上半身と下半身の使い方、その組み合わせで見せていくような演技が素晴らしかった。
 音楽的で、ドラマティックで。あれは瞬間「舞踊」と呼べるものだったと思う。と、ここまで普通に書いてますが、私的に一番印象的だったのは1位のカロリーナ・コストナー、フロム・イタリア。

 まさに躍進、という感じで飛び跳ねていた彼女。その演技を見るにつけ、どーにも私の心には「誰かに似ている……誰だろう……」という、くだらない疑問を思わずにはおれない。いろんな要素が複雑に交わっている顔である。いったい誰に似ているのか、その決定打が思いつかないまま、様々な候補が胸を去来する。ああ、歯がゆい!
 まず真っ先に思いついたのが「若い頃のコシノヒロコ」さんですね。本当に似ていると思う。続いて一瞬だが「随分と親しみやすいアン・ハサウェイ」にも見えた。『ブロークバック・マウンテン』でジェイク・ギレンホールの奥さん役だったり、『プラダを着た悪魔』で主役やった人。親しみやすいというか、廉価版って感じもしますが。「○○版」といえば「ヨーロッパ版 ライザ・ミネリ」なんて風にも見えてきます。『キャバレー』の頃のライザに似ている。あ、この人は白人だけれど「デスチャの右・左どっちかの人」という気にもなってきました。懐かしの海外ドラマ「ビバヒルのドナ」も少し入ってる気がする。トリ・スペリングって今何しているのだろう。大プロデューサーだった父の遺産を巡って実母と対立してたはずですが、仲直りしたかなあ。
 などということを彼女のショート・プログラム、2分50秒の間に考えていました。仕事します。


○追記
と、こんなフザけたことを書いていたら「安藤美姫、フリー棄権」の知らせが。左ふくらはぎの故障が悪化とか。SPでは8位という結果だった。


○お知らせ
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