あの番組の真の強者―イクラちゃん―

タイトルだけで載せています

 聞きたいことがあります。


 特に乳幼児をお育てのお母さん、ちょっといいですか。
 あのですね、「イクラちゃん」って分かりますか。そう、あの長寿アニメに出てくる最年少キャラ。タイ子とノリスケの子供です。


 唐突で申し訳ないんですが……あの子って一般的に……普通なんですか? あの程度のワガママぶりって、標準的なもんなんでしょうか。
 というのもの……私、最近あの子の余りの横暴振りに腹が立って仕方ないんですわ。


 え? くだらない? いつものことです。ていうか、あなたの子と比べてどうよ奥さん!?
 私はほぼ毎週「サザエさん」を楽しみに観ているんだけど……ときに、マジでたまに「プチ切れ」そうで、自分でもおかしいぐらい。
「ハーイ!」
 マイアミあたりの金髪娘のような軽い挨拶と共に毎度登場するイクラ。気になるものを発見すればすぐさま強奪。自分のものにして絶対返しません。
「ダメだよイクラちゃん」
 たしなめられば決まって
「バブぅ」
 ひとこと全却下。このとき上目づかいね必ず。私にはあの「バブぅ」が「やんのかコラ」に聞こえて仕方ないのです。どうでもいいけど今日の私の口調、変ですね。


 以前、こんなことがあった。
 磯野家の庭先にて、ひょっこり顔を出した「つくし」を発見したタラちゃん(サザエの子)。
「わーーー春ですぅ」
 それはそれは大切に見守っていました。微笑ましいひとコマですが、もちろん不幸がタラオを襲います。ちょっと眼を離したすきにそう、イクラが登場。
「ハーイ!」
 何のためらいもなくマッハで引っこ抜きます。タラちゃん、両手にコブシを作り床を叩いて号泣していました(本当)。私は画面に向かって、
「あきらめな、野良犬にかまれたと思うしかないよ……タラちゃん……」
 と、テレビに声をかけることしかできませんでした。無力でした。


 現れるたびにワガママの限りを尽くし、みずからの欲望を徹底的に満たしていくイクラちゃん。なすすべもなく従う周囲の大人たち。キーーーーーーーーーーーーーッ! 本気でいきり立つ視聴者・白央・32歳。こんなことでムカっ腹の立つ自分も本当にイヤになってきます。己の小ささまでイクラにせせら笑われているような気がしてきました。
 なーんてね。これ前説ですませるつもりだったんですが……思いのほか筆がノッてしまいました。
 こーいう最近感じたくっだらないことを今日は軽く列記したかったんですが、長いね。続きはまた。


○今日のメモ
したこと:手打ちパスタの原稿を書き上げる。スッキリ! 
ちゃんと栄養を取らなきゃ、と思い近所のカフェ「ボタン」のランチ。魚のホイル焼き定食。前にもネタにしましたが、おいしいいいお店だ。にしても、春だ。気持ちいいなあ。ウチの家は三面に窓があるので、ほぼ日中は陽が入る。朝の日差し、昼間の光、夕方の暮色、そのどれもに春を感じる。パソコンを一日家で打っていただけの日だったが、なんだか散歩したような気持ちになった。


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