桜日記と皿うどん

池尻の桜

 東京はや、桜が満開。遅咲きの桜あり、早咲きの桜あり。早くも散る花びらさえあり。つい自転車をとめて、携帯写真におさめたくなってしまった。


 桜の幹には、ところどころヒョッコリと、花をつけているところがある。それこそ「とって付けたように」咲く、何輪かの花。不思議な咲き方をするなあ、なんとも、突然だなあ。そう思っていたけれど、考えてみれば幹だって、元は枝なのだ。昔を思い出したかのように、花を付けたくなるときだってあるだろう。
 

 なんて思いながら、また自転車をこぎだした。
 同じように携帯で、桜の写真を撮っている人がいた。いかにもサラリーマンといった風情のスーツに眼鏡、四十は超えていると思う。なんとか至近で、桜をカメラにおさめようと狙っている。革靴なのに爪先立ちで、腕をいっぱいに伸ばしたその姿。一瞬、虫取りアミで、セミを狙う子供の姿が重なった。あの人は、誰に桜の写真を見せるのだろう。
■ ■ ■ ■ ■
 
 なーーーーーーーーーんちゃって。あっはははは変ですね今日の私。こんなことを書き留めたいときもあります。まあこのあと、桜の詩情はどこへやら、長崎皿うどんをバクバク食べてました。ちょっと自分でも美味しそうに撮れたと思う写真がこれ。渋谷は道玄坂にある「長崎飯店」のものです。とてもいいです。味つけがくどくなくて、野菜と海鮮の旨味タップリ。サラッとしてるのに満足感もキッチリ。デートなどには向きませんが、おひとりで食べるところに困ったら是非。
 確かこれで850円だったか。ちゃんぽんもウマイ!
 

○記録
 パスタ記事ゲラチェック終了。発売が楽しみ。


 そんなこんなしていたら、友達のCM音楽プロデューサーから
「ちょっと英語の歌詞をさ、CM用に書いて」
 と、いう電話が。
 なっ……! 何という……おおおおお、これで私も星野哲郎先生率いる日本作詞家協会の一門に……夢の印税生活……今日から私も康珍化……ライバルは湯川れい子……などと妄想こいてたら
「今日中に。パパッと1時間ぐらいで作って。明日録音だから」だと。
 ギャラは
「晩飯。おごるから食いながら書いて」だと。
 夢の生活、20秒で終了。六本木でガイ・リッチー監督の新作『リボルバー』の試写を見た後、1時間で英詞書きました。ギャラは青森料理屋「MORINORI」のイカワタ焼きとビール3杯。ごちそうさまでした、Tさん。


○お知らせ
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